「ウインナーコーヒー」と「カフェオレ」はいずれも飲み物を指す言葉ですが、意味が異なるため区別して覚えることが必要です。
この記事では、「ウインナーコーヒー」と「カフェオレ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ウインナーコーヒー」とは?
「ウインナーコーヒー」は、「コーヒーに泡立てた生クリームをのせた飲み物」を意味します。
「ウインナー」はヨーロッパに位置するオーストリアの首都「ウイーン」が由来となっており、「ウイーン風コーヒー」と呼ばれることもあります。
なお、英語では“vienna coffee”と表記されます。
「カフェオレ」とは?
「カフェオレ」はフランス語の“cafe au lai”が元になったカタカナ語で、「コーヒーに、ほぼ同じ量の温かいミルクを入れた飲み物」を意味します。
“cafe au lai”の“au lai”には、「ミルク入りの」という意味があります。
「ウインナーコーヒー」と「カフェオレ」の違い
「ウインナーコーヒー」も「カフェオレ」も「コーヒーに手を加えた飲み物」という意味合いを持つ点は共通していますが、以下のような違いがあります。
「ウインナーコーヒー」は「コーヒーの上にホイップクリームをのせた飲み物」を意味し、オーストリアの首都「ウイーン」が語源となっています。
昭和時代に流行したことで日本での人気が高まったとされていますが、ウイーンでは「ウインナーコーヒー」という名前のコーヒーはなく、「ウインナーコーヒー」に似た飲み物として「アインシュペンナー」というコーヒーが飲まれているようです。
「ウインナーコーヒー」は、ホイップクリームの濃厚さと苦味のあるコーヒーのメリハリがある味わいが魅力です。
一方、「カフェオレ」は「コーヒーの中にほぼ同等量の温かいミルクを入れた飲み物」を意味し、フランス語が由来となっています。
ミルクとコーヒーの割合が1:1のため、コーヒーの苦味や酸味がやわらいでまろやかな味わいが楽しめます。
なお、フランスでは朝食時に取っ手のない「カフェオレボウル」に入れて飲まれているようです。
まとめ
「ウインナーコーヒー」は「コーヒーの上にホイップクリームをのせた飲み物」を示し、「カフェオレ」は「コーヒーに同等量のミルクを入れた飲み物」を示します。
双方の由来や味わいの違いもチェックしておきましょう。
ぜひドリンクに関する言葉の違いを知る参考にしてください。