この記事では、「クルクミン」と「ターメリック」の違いを分かりやすく説明していきます。
「クルクミン」とは?
ターメリックの根茎に含まれる主要な色素成分を意味する言葉です。
化学的には、ジアリルヘプタノイドという化合物だと考えられます。
また、「クルクミン」は、ターメリックにその特有の黄色を与える成分であり、抗酸化作用や抗炎症作用など、さまざまな健康効果をもつことで知られます。
「ターメリック」とは?
ショウガ科に属する植物を意味する言葉です。
「ターメリック」の根茎部分は、食用として利用されることが多く、南アジア料理において、重要な位置を占めるスパイスだと言えます。
また、「ターメリック」は、鮮やかな黄色が特徴で、カレー粉の主要成分の1つでもあり、他にも伝統的な医療や化粧品としても使用されていることでも知られます。
「クルクミン」と「ターメリック」の違い
「クルクミン」と「ターメリック」の違いを、分かりやすく解説します。
「クルクミン」と「ターメリック」は、混同されることがありますが、実際には異なるものだと言えます。
「クルクミン」は、ターメリックの根茎に含まれる主要な化学成分で、ターメリックの特徴的な黄色を生み出す物質です。
抗酸化作用や抗炎症作用を持つポリフェノールの一種だとされます。
油溶性で水には溶けにくい性質を持ち、食品の色付けやホウ素の定量に使用されることもあります。
その一方で、「ターメリック」は、ショウガ科に属する植物です。
根茎は香辛料として、または薬用植物として使用されます。
熱帯アジアが原産で、カレー料理に不可欠なスパイスであり、色付けにも使用されます。
まとめ
「クルクミン」は、ターメリックに含まれる特定の化学成分を指し、「ターメリック」は、植物そのもの、もしくは加工されたスパイスを指します。
また、「クルクミン」は、色素としての特性から、食品添加物としても利用される一方で、「ターメリック」は、料理の風味付けや色付けに使われることが多く、南アジア料理において重要な役割を果たすと言えるでしょう。