この記事では、「チリペッパー」と「赤唐辛子」の違いを分かりやすく説明していきます。
「チリペッパー」とは?
「チリペッパー」とは乾燥させた赤い唐辛子です。
元々はアメリカ大陸に生えていた辛い唐辛子の品種の一つを指す英語でしたが、次第に辛い唐辛子を広く指す言葉となり、現在日本で使われているカタカナ語としては、特に赤く成熟した唐辛子を乾燥させた香辛料を指します。
一度乾燥してあればどのような状態かは問わず、実の形そのままの状態でも、細かく刻まれたり粉末状になっていてもチリペッパーです。
「赤唐辛子」とは?
「赤唐辛子」とは成熟した唐辛子の実です。
唐辛子の実は成り始めの頃は緑色で、成熟するに連れて黄色から赤へと色が変化していき、成熟しきったものが赤唐辛子となります。
辛い品種であれば青い状態の唐辛子も辛味はありますが、特に赤くなった唐辛子を好んで使う国や地域は多く、日本でも香辛料として一般的に流通しているのは赤い唐辛子です。
赤く成熟した辛い品種の唐辛子であれば、乾燥していても生のものでも、実のままの形でも刻まれたり粉末状になっていても赤唐辛子と呼ばれます。
「チリペッパー」と「赤唐辛子」の違い
「チリペッパー」と「赤唐辛子」の違いを、分かりやすく解説します。
乾燥させた赤い唐辛子が「チリペッパー」で、赤く成熟した唐辛子全般を指すのが「赤唐辛子」です。
「チリペッパー」は「赤唐辛子」を乾燥させたものですが、「赤唐辛子」は乾燥させたものだけでなく生の状態の物も含みます。
そのため「チリペッパー」は香辛料の名前ですが、「赤唐辛子」は香辛料を指すことも果実の名前を指すこともある言葉です。
まとめ
成熟した唐辛子を指す言葉として「赤唐辛子」があり、それを乾燥させた香辛料が「チリペッパー」という関係です。
「赤唐辛子」という名前は実を指すこともありますが、それを使った香辛料を指す言葉としても使われるので、「チリペッパー」を含んだ上でより意味が広い言葉が「赤唐辛子」と言えるでしょう。