「小麦粉」と「強力粉」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「小麦粉」と「強力粉」の違いとは?言い換え

この記事では、「小麦粉」「強力粉」の違いを分かりやすく説明していきます。

「小麦粉」とは?

「小麦粉」とは穀物の小麦を挽いて粉にしたものです。

小麦には無数の品種がありますが、どんな品種の小麦を使っているかを問わず、小麦を粉にしたものなら小麦粉と言えます。

いわば総称にあたる名称であり、商品としては原料となる小麦に含まれるグルテンというタンパク質によって、いくつかの種類に分類されるのが一般的です。

グルテンの量や性質によって同じ工程を経ても出来上がりに違いが生まれ、どんな料理に向いているかの差になります。

「強力粉」とは?

「強力粉」とはグルテンの多い小麦を挽いて粉にしたものです。

「小麦粉」の中でもグルテンの割合が11%以上と多いものが割り当てられるグループになります。

グルテンが豊富だと水を加えて練った際に粘り気が出やすいため弾力のある生地になり、その粘り気によってガスも逃げにくいので発酵させると膨らみやすいのが特徴です。

もっちりとした食感のパンやピザ生地、うどんや中華麺といった麺に使われます。

「小麦粉」と「強力粉」の違い

「小麦粉」「強力粉」の違いを、分かりやすく解説します。

小麦を挽いて粉にしたもの全般を指すのが「小麦粉」で、その中でもグルテンの割合が高い小麦を粉にしたものが「強力粉」です。

「小麦粉」がどんな料理に向いているかはグルテンの量等によって変わりますが、「強力粉」はパンやうどんのような弾力であったり発酵して膨らみやすいことが重要な料理に適しています。

まとめ

文字通り小麦を粉にしたものである「小麦粉」は、グルテンの割合によっていくつかの種類に分類されますが、グルテンが多く強力に働く種類のものが「強力粉」です。

「小麦粉」を使って料理をするなら作りたいものにはグルテンが多いほうがいいか少ないほうがいいかで粉を選ぶべきであり、パンやうどんのように弾力やコシが重要な料理を作りたいなら「強力粉」で作るといいでしょう。