仕事や勤務、労働の対価として支払われるものには「手当」と「給与」があります。
この記事では、「手当」と「給与」の違いを分かりやすく説明していきます。
「手当」とは?
「手当」とは予め準備しておくことや怪我などの処置、基本給以外に支払われる金銭を表す言葉です。
「手当」は給料の一部であり諸費用として支払われる仕組みになっています。
「手当」は種類によって様々なものがあり休業手当や技能習得手当などが有名です。
「手当」は該当する仕事や内容に対して臨時に支払われるものであり、基本給のように毎月支払われるものではありません。
「給与」とは?
「給与」とは会社や勤務先から支払われる金銭や物品を表す言葉であり、労働の対価として支払われます。
最も基本的な「給与」は基本給と呼ばれており、これに加えて臨時や随時支払われる「手当」も「給与」に含まれるのが特徴です。
「給与」の類義語には「給料」がありますが、こちらは基本給のみを表す時に使います。
「給与所得控除」は「給与」を受けている人に与えられている控除であり、年末調整で計算します。
「手当」と「給与」の違い
「手当」は怪我の処置や物事の準備、基本給以外に支払われる金銭を表す言葉です。
「給与」は労働の対価として支払われる金銭や物品を表す言葉であり、こちらは基本給や「手当」を含んだものを示します。
「手当」の例文
・『応急手当しておいたので血が段々と止まってきました』
・『休日手当が出たので今月は少しだけ趣味の品を多く買って満足しました』
「給与」の例文
・『今回のプロジェクトが大成功だったので給与査定がよくなっていることを期待しています』
・『給与に関するアンケートが来ましたが、ここ最近は景気が悪くなっているのを痛感しました』
まとめ
「手当」や「給与」は会社から支払われる労働の対価を表す言葉であり、「手当」は金銭以外にも物品での支払いも含まれるのが特徴です。