この記事では、「重ね重ね」と「しばしば」の違いを分かりやすく説明していきます。
「重ね重ね」とは?
「重ね」という言葉が、2回続いていることから見えるように、その「重ね」というを強調する言葉です。
つまり、何度も同じことを繰り返すさまや、念入りに相手に頼み込むさま、自分の心情の深さを相手に伝えようとするさまを表現すると考えられます。
「しばしば」とは?
「しばらくの間に何度も」という意味をもつ言葉です。
また、「しばしば」という言葉は、繰り返しの間隔や頻度に注目した表現だと言えます。
つまり、頻繁に実施されることや、何回も起こることを表現する言葉だと言えるでしょう。
「重ね重ね」と「しばしば」の違い
「重ね重ね」と「しばしば」の違いを、分かりやすく解説します。
「重ね重ね」と「しばしば」は、共に、何度も繰り返すという意味の言葉ですが、ニュアンスや使用される場面に違いがあります。
「重ね重ね」は、同じことを何度も言うさまや、相手に自分の気持ちを強く伝えるさまを表現する際に使用する言葉です。
お礼やお詫び、お願いなどの場合に使用されることがあります。
ビジネスシーンでよく見かける言葉です。
その一方で、「しばしば」は、ある期間の中で頻繁に行われることを表現する際に使用する言葉です。
時間的な間隔が短いことや、回数が多いことに重点があります。
日常的な出来事や習慣などに使用されると言えるでしょう。
「重ね重ね」の例文
・『この度は、重ね重ねご迷惑をおかけして、誠に申し訳ございません』
・『重ね重ねのお願いになりますが、今週中に返信いただきますようお願いいたします』
「しばしば」の例文
・『彼らはしばしば、2人で海外旅行に出かける』
・『しばしば美術館に行くことは、自分の感性を磨く上で重要なことだ』
まとめ
「重ね重ね」と「しばしば」は、共に、「何度も」という意味をもつ言葉ですが、使用される場面やニュアンスに違いがあります。
一般的に、「重ね重ね」はお礼やお詫びなどの気持ちを強調する際に使用する言葉です。
その一方で、「しばしば」は頻度や習慣を表現する言葉だと言えるでしょう。