「証明書」と「診断書」はどちらも「書」という漢字が使われた言葉ですが、意味が異なるため区別して認識する必要があります。
この記事では、「証明書」と「診断書」の違いを分かりやすく説明していきます。
「証明書」とは?
「証明書」は「しょうめいしょ」と読む言葉で、「特定の物事の真実が明らかであることを証拠づける文書」を意味し、「証書」と呼ばれることもあります。
「証明」には「証拠を挙げて物事などの真偽を明確にすること」という意味があり、「書」には「書き記す」「物事を書き付けたもの」などの意味が含まれています。
「診断書」とは?
「しんだんしょ」と読む「診断書」は、「医師が診察した結果を証明する書類」を意味する言葉です。
「診断」は「医者が患者を診察して病気の種類や病状、健康の状態などを判断すること」を表し、「書」は「書き記す」「事柄などを書き付ける」といった意を示します。
「証明書」と「診断書」の違い
「証明書」と「診断書」の違いを分かりやすく解説します。
「証明書」は「ある物事の真実が明らかであることを証拠づける文書」を意味し、官公庁や企業などが特定の事実を証明するために作成した文書のことを指します。
「証明書」には、本人性や法的な資格を証明する「身分証明書」や、領収書が発行されない際における取引の支払いを証明する「支払い証明書」、電車やバスの遅延を公式に証明する「遅延証明書」といった種類があります。
一方、「診断書」は「医師が患者を診察した結果を証明する書類」を意味し、通常は傷病名や治療の経過などが記載されています。
「診断書」は、病気や怪我などで休職したり福祉制度を利用したりする際に提出を求められる場合があります。
また、健康診断の結果が記載された証明書のことを「健康診断書」と呼びます。
まとめ
「証明書」は「特定の物事の真実が明らかであることを証拠づける文書」を示し、「診断書」は「医師が患者を診察した結果を証明する書類」を示します。
双方の意味や特徴を把握して、混同しないように注意して理解しましょう。