この記事では、「遮断」と「阻害」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「遮断」とは?
電車が通れないように流れを止めることを「遮断」【しゃだん】といいます。
例えば、電気を通さないようにして電車の動きを止めるその行為を指すのです。
また、通信が通らないようにするためインターネットの本体の電源を切るのも「遮断」する行為になります。
使い方としては、雷が落ちて電線が切れたとき電気が「遮断」すると使います。
「阻害」とは?
人の動きをわざと邪魔する行動を「阻害」【そがい】といいます。
例えば、相手が気に食わないとき、作業を邪魔するため立ち塞がったり、電源を抜いて機械が使えないようにしてしまうのです。
また、航空機では乗客が運航するため危険な動きを指します。
使い方としては、「阻害物質」と汚水を処理するために必要な微生物の動きを弱らせる物質を指すのです。
「遮断」と「阻害」の違い
ここでは「遮断」と「阻害」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも名詞として使われていますが、電気や交通が使えないようにすることを「遮断」といいます。
このように、電気の通りを止めて、機械が動作しないよう他の動きを止めてしまうのです。
「遮断」される原因としては災害で配電線が切れるか、二次被害が起こらないよう先に電源を切ります。
また、糖尿病治療においては食後に血糖値が上がるのを、薬で阻止すると使うのです。
「遮断」の例文
・『接続が不正であると検知した機器が自動で遮断する』
・『玉突き事故が起きた現場で作業するため道路を遮断した』
「阻害」の例文
・『トイレの中で火を使うのは安全阻害行為として罰せられる』
・『雨水を川に流す浸透阻害行為は許可申請が必要だ』
まとめ
動きを止めてしまう悪質な行為を指しますが、状況により使い方がまた違ってきます。
どういった場面で使うかその動きに焦点を当てて使いこなしてみましょう。