この記事では、「アムロジピン」と「アムバロ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アムロジピン」とは?
カルシウムチャネルを阻害することによって血管を拡張し、高血圧や狭心症の治療に用いられる薬剤を意味する言葉です。
「アムロジピン」は、血圧を下げる効果があり、1日1回の服用で24時間効果が持続します。
副作用としては、低血圧、めまい、ふらつき、ほてり、歯肉肥厚、むくみなどが挙げられます。
「アムバロ」とは?
アムロジピンとバルサルタンという2つの有効成分を含む合剤を意味する言葉です。
一般的に、高血圧治療に用いられます。
バルサルタンは、アンジオテンシンII受容体を阻害し、血圧を上昇させる物質の働きを抑え、「アムロジピン」には前述のような効果があります。
「アムバロ」は、それぞれ単独の薬剤では効果が不十分な場合や、複数の薬剤を組み合わせることによって、治療効果を高めることを目的としています。
「アムロジピン」と「アムバロ」の違い
「アムロジピン」と「アムバロ」の違いを、分かりやすく解説します。
「アムロジピン」と「アムバロ」は、どちらも高血圧治療に使用される薬剤を意味する言葉ですが、いくつかの違いがあります。
「アムロジピン」は、カルシウムチャネルブロッカーの一種のことです。
血管を拡張して血圧を下げる効果があります。
とりわけ、長時間作用することが特徴で、1日1回の服用で血圧を安定させられます。
心臓の負担を減らす効果もあり、狭心症の治療にも用いられます。
その一方で、「アムバロ」は、アムロジピンとアンジオテンシンII受容体拮抗薬を組み合わせた配合薬のことです。
ARBは、腎臓の機能を保護する効果があり、心臓病や脳卒中の予防にも有効です。
アムロジピン単体では、血圧をコントロールすることが難しい場合に、より強力な降圧効果を得るために使用されます。
まとめ
「アムロジピン」と「アムバロ」は、どちらも、高血圧治療において重要な役割を果たす薬剤を意味する言葉ですが、その中で、「アムバロ」は2つの異なる作用機序を持つ薬剤を組み合わせた点で「アムロジピンと」は異なります。
どちらの薬も、服用時には医師や薬剤師との相談を通じて、適切な管理と注意が必要だと言えるでしょう。