この記事では、「オーケストラ」と「アンサンブル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「オーケストラ」とは?
オーケストラとは、弦楽器や管楽器、打楽器、鍵盤楽器など様々な楽器で演奏する規模の大きな楽団のことをいいます。
50人から100人程度で構成されることが多いです。
管弦楽団と呼ばれることもあります。
オーケストラの語源はギリシャ語で、舞台と観客席の間にある円形のスペースを指す言葉でした。
また、吹奏楽の場合はコントラバス以外の弦楽器がありませんが、オーケストラにはヴァイオリンやヴィオラ、チェロ等の弦楽器があります。
「アンサンブル」とは?
アンサンブルは、「2人以上で同時に演奏する」ことをいいます。
フランス語の「ensemble」を日本語読みした言葉になります。
ensembleには、「一緒に」という意味があります。
2人以上といっても大人数のオーケストラのことはアンサンブルとはいいません。
もっと少人数の室内楽のことを指すことが多いです。
アンサンブルには、重奏と合奏があります。
重奏は各パートが1人ずつで構成されていて、合奏は2人以上で構成されています。
アンサンブルは1人で演奏するソロ(独奏)と対比されることが多い言葉です。
「オーケストラ」と「アンサンブル」の違い
オーケストラは管楽器や弦楽器、打楽器、鍵盤楽器など様々な楽器で演奏する大規模な楽団で、アンサンブルは少人数で演奏する室内楽のことを指しています。
オーケストラの人数は50人から100人程度になるのが一般的ですが、アンサンブルは3人から8人程度で行うことが多いです。
また、アンサンブルはファッションの用語として用いられることもあり、組み合わせて着ることを前提に作られた一揃いの服を指しています。
まとめ
オーケストラは様々な楽器で大人数で演奏する楽団のことで、アンサンブルは少人数で演奏することを表しています。
オーケストラよりも少ない人数で演奏するのがアンサンブルです。