「宮殿」と「城」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「宮殿」と「城」の違いとは?言い換え

この記事では、「宮殿」「城」の違いを分かりやすく説明していきます。

「宮殿」とは?

「宮殿」とは、国王や皇帝といった君主とその一族が居住する住居のことをいいます。

政務を行ったり国家的な儀式を行ったりする部分とプライベートな生活をする部分に分かれています。

日本では、「天皇の住居」が宮殿と呼ばれていました。

世界では、イギリスのバッキンガム宮殿やフランスのヴェルサイユ宮殿、スペインのアルハンブラ宮殿、トルコのトプカプ宮殿等が有名です。

「城」とは?

「城」とは、外敵の侵入を防ぐために築かれた建物のことをいいます。

軍事的な施設で、戦闘の拠点となる場所でした。

武器や食料を備蓄するための場所としても活用されています。

また、城には「天子や王の居所」という意味もあります。

権威を誇示するために豪華に作られた城も多いです。

城は史跡や文化遺産でもあるため、近代以降は観光スポットとして人気を集めています。

日本の代表的な城には、姫路城や大阪城、名古屋城、小田原城、若松城等があります。

また、比喩的に他の人が入って来ることのできない自分だけの領域について城と呼んだりもします。

「宮殿」と「城」の違い

「宮殿」は君主が住む住居のことで、城は敵からの襲来を防ぐための建造物のことです。

「城」は軍事施設の一種ですが、君主が住むこともあります。

宮殿は軍事目的に建てられたわけではありません。

「宮殿」の例文

・『シェーンブルン宮殿は、ハプスブルク家が建てた宮殿です』
・『フランス旅行の際にはヴェルサイユ宮殿に行ってみたいと思っています』
・『あまりに荘厳な宮殿で圧倒されてしまいます』

「城」の例文

・『修学旅行に行き、名古屋城を観光してきました』
・『この書斎は私の城なので、誰にも邪魔される読書にふけることができます』

まとめ

宮殿は国王や皇帝など君主が住む住居のことで、城は敵からの襲来を防ぐための軍事施設です。

城には君主が住むこともあります。