「給与」と「所得」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「給与」と「所得」の違いとは?言い換え

この記事では、「給与」「所得」の違いを分かりやすく説明していきます。

「給与」とは?

労働の対価として、会社から従業員に支払われる全ての収入を意味する言葉です。

「給与」は、基本給のほか、時間外手当や各種手当、賞与(ボーナス)なども含まれます。

また、「給与」は金銭で受け取る場合のみならず、現物支給される場合も含まれます。

「所得」とは?

収入から必要経費を差し引いた後の金額を意味する言葉です。

給与所得の場合、年間の給与の合計収入から「給与所得控除」を差し引いた金額のことです。

給与所得控除は、事業者の必要経費に相当するもので、仕事用の服や靴、筆記用具など、仕事をするために自己負担している費用を一定額控除することが認められています。

「給与」と「所得」の違い

「給与」「所得」の違いを、分かりやすく解説します。

「給与」「所得」は、どちらも支払われるお金のことを意味する言葉ですが、それぞれ異なる意味をもつと言えます。

「給与」は、会社から従業員に対して支払われる労働の対価のことを表現する際に使用する言葉です。

基本給だけでなく、時間外手当や賞与(ボーナス)なども含まれます。

その一方で、「所得」は、収入から必要経費を差し引いた額のことを表現する際に使用する言葉です。

給与所得の場合、給与所得控除という制度があり、これは仕事をする上で必要な経費とみなされる金額が一定額自動的に差し引かれるものです。

このように、「給与」「所得」は、それぞれ異なる概念であり、「給与」が収入の総額であるのに対し、「所得」は収入から給与所得控除を差し引いた額だと考えられます。

まとめ

「給与」「所得」は、重なる部分や似たような意味をもつ言葉ですが、厳密にいうと違いがあります。

「給与」「所得」は、経済的な文脈でよく使われる言葉ですが、それぞれの概念を正しく把握し、自分の経済状況をしっかりと管理することが大切なことだと言えるでしょう。