「固定」と「支持」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「固定」と「支持」の違いとは?言い換え

この記事では、「固定」「支持」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「固定」とは?

一ヶ所からぶれないようにしっかり金具で家具を取り付けることを「固定」【こてい】といいます。

例えば、強い風で窓が開かないようにするためには鍵をかけるその行為が「固定」になるわけです。

また、空気清浄機がひとりでに動かないように足元のフックを「固定」します。

また、相手からの提案を一時的に保存しておく、「固定」された観念、金利、資本といったものを表すときも使うわけです。

「支持」とは?

賛同した相手を自分の方から支えたいと強く感じるとき、持ち支える行動することを「支持」【しじ】といいます。

瞬間的というよりも、長い時間かけて相手を支えてしっかり目的を果たせるようにするのです。

例えば、この町の住宅環境を改善させて人々の暮らしを良くしたいと思う町長の考え方に賛同し、支えるため一緒に行動します。

このように、政策に共感したときは準備したり、お金を出してうまく活動ができるよう土台になり、あと押しするのです。

「固定」と「支持」の違い

ここでは「固定」「支持」の違いを、分かりやすく解説します。

動かないようにその状態を保ったまま金具で留めることを「固定」といいます。

このような意味から、古い考え方に執着している状態を「固定観念」といい、新しいことに目を向けられない持ち主に違和感を持つのです。

もう一方の「支持」は、共感できる内容を主張する人をあと押しする行動を指します。

案や仮説、計画といったものに強く惹かれた人は力を貸し、うまく目的を果たせるように支え持つのです。

「固定」の例文

・『誰もがすぐ受話器を取れるように電話機を壁に固定した』
・『壁修理するとき、足場が確かに固定されているか確認した』

「支持」の例文

・『生徒会長の案を支持する生徒が半数以上占めた』
・『話が定まらない大統領の戦争論に多くの人は背を向けた』

まとめ

何するかに目を向けて言葉の意味を学んでみれば、状況に応じて使い分けができるようになるでしょう。