「圧力」と「水圧」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「圧力」と「水圧」の違いとは?言い換え

この記事では、「圧力」「水圧」の違いを分かりやすく説明していきます。

「圧力」とは?

「圧力」とは物が他の物を押す力です。

どういった方向に押しているかは問わず、左右から押す力も上から下に押す力も下から上に押し返す力も全部圧力になります。

わかり易い例で言えば、物の上に物を置くとどちらも重力で引っ張られて、上の物は下のものを更に下へと押す力が発生し、これが圧力です。

また圧力を生み出すものは固体だけでなく、液体や気体からの圧力もあります。

普段気にすることはまずありませんが、地球上は空気で満ち溢れているので、常に空気からの圧力を受けている状態です。

「水圧」とは?

「水圧」とは液体が液体そのものや他の物を押す力です。

最も身近な液体が水なので水圧と呼びますが、水以外の液体による圧力も含みます。

この水による物を押す力というのは動いている液体だけから発生するものではありません。

ホースから勢いよく流れる水にも水圧はありますが、プールやお風呂や海のような貯まっている水の中にも水圧は発生しています。

プールやお風呂や水たまり程度の深さなら問題はありませんが、液体は上にある液体の重さによって押す力が増すので、水深が深くなればなるほど水圧も高いです。

「圧力」と「水圧」の違い

「圧力」「水圧」の違いを、分かりやすく解説します。

物体が他の物体を押す力が「圧力」で、液体がその液体や他の物体を押す力が「水圧」です。

「圧力」は物体から発生するなにかを押す力であれば、それの発生源が固体か気体か液体かを問いません。

そして何によって発生した押す力なのかによって呼び方が変わり、何かを押す力の発生源が液体だった場合は「水圧」という呼び方で、他の物体から発生する押す力と区別できます。

まとめ

物体は重力など様々な影響を受けて他のものを押す力が発生し、それを指す言葉が「圧力」です。

そして他の物を押す力を発生させるのは固体だけでなく液体や気体からも発生し、液体から発生する他の物を押す力が「水圧」と呼ばれます。