この記事では、「手帖」と「手帳」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「手帖」とは?
データや心情を記録する記録本を「手帖」【てちょう】といいます。
片手で持ち、ペンで文字を書き込むために使う記帳するものとして使われている本を指すのです。
年配の人の間では「手帖」といって仕事の打ち合わせで重要な点を書き込んだり、予定管理に使われていました。
このように、知恵や情報を記載するだけではなく、日記的な役割でも使うのです。
使い方としては、「美術手帖」という雑誌の名称として使い、アート界に注目して魅力的な作品を取り上げたり、美術について分かりやすく説明しては人々を引き込む話題を紹介していました。
「手帳」とは?
日々の予定を書き込んだり、仕事の過程や結果、これから何を必要とするか細かく重要点を書き込むのが「手帳」【てちょう】といいます。
行動を記録したり、相手から伝えられた言葉を書き込むためにも使われているメモ帳にするなど色々な使い方ができるのです。
また、私生活での予定や電話番号を書く、メールアドレスの管理にも使われています。
元々は日常的な雑事を分かりやすく記載したり、心おぼえとして記入するため持ち歩く帳面を指すものでした。
「手帖」と「手帳」の違い
ここでは「手帖」と「手帳」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも片手で持ちながら文字を記入できるように軽量であり、毎日何度も使うものなので裏表紙は丈夫です。
一昔前までは「手帳」を「手帖」と言っていた時代を経て、現在は仕事や私生活で自分の気持ちや予定、情報など色々と記入するために使われています。
この2つの大きな違いは、「帖」を使った「手帖」は平成初期までは普通に使われていましたが、常用漢字として使われていないため現在では「手帳」を使うのが一般的です。
まとめ
手を使ってはいますが、「帖」と「帳」にはまた違う意味が含まれています。
どういった漢字か調べてみれば違いも分かるでしょう。