この記事では、「統合」と「再編」の違いを分かりやすく説明していきます。
「統合」とは?
「統合」は「とうごう」と読みます。
「統合」は、「2つ以上のものを合わせて1つにすること」という意味があります。
いくつかのものや組織などを、1つにまとめあわせるような場面で、「統合」という言葉を使います。
例えば、市区町村の再編をして、新たな大きな自治体を作るようなとき、「地域を統合する」などという文章にできます。
「再編」とは?
「再編」は「さいへん」と読みます。
「再編」は、「新たに編成、または編集し直すこと」という意味があります。
ちなみに「編成」には、「個々のものを集めて、組織的なまとまりとすること」という意味があります。
例えば、電車の車両を十両まとめて、列車とする場合、「十両編成」と呼びます。
人口が減るなどして、車両を減らす時、「十両編成から、八両編成に再編する」などという文章にできます。
「統合」と「再編」の違い
「統合」と「再編」の違いを、分かりやすく解説します。
「統合」は、「2つ以上のものを合わせて1つにすること」という意味があります。
一方の「再編」は、「新たに編成、または編集し直すこと」という意味があります。
どちらも、ビジネスシーンで使われる言葉という共通点があります。
ただし「統合」は、「2社が1社になる」というような、複数のものが1つになることを意味するのに対して、「再編」は、「統合」だけでなく、企業形態を変える、効率化を図るなど、様々な「編成の変化」を意味するという違いがあります。
「統合」の例文
・ 『2つの部署を、1つに統合する』
・ 『統合することで、さらに強い組織になる』
「再編」の例文
・ 『収入が減り、予算の再編を行う』
・ 『4月を前に、番組の再編のための会議をする』
まとめ
「統合」と「再編」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の違いを知り、混同せずに使い分けてみてはいかがでしょうか。
