この記事では、「にがり塩」と「食塩」の違いを分かりやすく説明していきます。
「にがり塩」とは?
海水から塩を抽出する際にできる液体を意味する言葉です。
塩田や海水を精製して得られることが一般的です。
主成分は塩化ナトリウムですが、他にも原料由来のカリウムやマグネシウム、カルシウムが含まれています。
湿気で固まりにくく、料理に馴染みやすいという点が特徴的です。
「食塩」とは?
食用に調製された塩を意味する言葉です。
主成分は塩化ナトリウムで、ほかにも原料由来の成分が含まれています。
「食塩」は、粒が細かいため、料理に溶けやすく、うまみを引き出す調味料として広く使用されます。
基本的には、ヨードが添加されており、ヨードは健康維持に欠かせない栄養素です。
「にがり塩」と「食塩」の違い
「にがり塩」と「食塩」の違いを、分かりやすく解説します。
「にがり塩」は、海水から塩を抽出する際にできる液体のことです。
海水を煮詰めていくと、水分が蒸発し塩が固体となります。
この塩を取り除いたあとのドロドロとした透明の液体がにがりです。
にがりにはさまざまな微量成分が含まれており、とりわけマグネシウムは健康の維持・増進に有効で、料理における旨味の調整や発酵熟成などにも使用されます。
その一方で、「食塩」は、一般的な塩のことです。
海水や塩湖などから採れる塩を精製して作られます。
基本的に、調味料として使用されるほか、食品の保存や加工にも使用されます。
「食塩」はナトリウムとクロライドのイオンを含んでおり、塩味を持ちます。
このように、「にがり塩」と「食塩」は、原料やミネラルの含有量が異なる塩の種類です。
「にがり塩」は海水から作られ、マグネシウムや微量元素が豊富に含まれており、「食塩」は海水や塩湖などから作られ、基本的にナトリウムとクロライドのイオンが含まれるものだと考えられます。
まとめ
「にがり塩」と「食塩」は、それぞれ異なる特徴をもつ塩だと言えます。
それぞれの違いを理解した上で、料理に活用できると良いでしょう。