「ソフトボール」と「野球」いずれもスポーツに関する言葉ですが、意味が異なるため混同しないよう注意が必要です。
この記事では、「ソフトボール」と「野球」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ソフトボール」とは?
「ソフトボール」は「野球を元に作られた球技」を意味します。
19世紀末に野球が盛んだったアメリカ合衆国において冬季の練習用に考案され、1934年にルールが標準化されたことで名称も「ソフトボール」に統一されて現在に至ります。
また、「ソフトボールに用いるボール」という意味でも使用されています。
「野球」とは?
「野球」は「やきゅう」と読む言葉で、「アメリカ合衆国で発展した球技の一種で、9人編成の2つのチームによって各9回ずつ攻撃と守備を繰り返して得点を競うスポーツ」を意味します。
その起源は諸説ありますが、イギリス発祥の「クリケット」などがルーツと考えられており、現在普及している形式の基礎は1845年のアメリカで作られたそうです。
「ソフトボール」と「野球」の違い
「ソフトボール」も「野球」も「球技」という点は共通しており、「ソフトボール」が「野球」から派生したスポーツということもあってルール等も類似していますが、次のような違いがあります。
「ソフトボール」の場合、チーム編成は「野球」と同じ「9人」ですが、1ゲームあたり原則として「7回」までで、投手は「下手投げ」に限られる、走者は投手の手からボールが離れるまで離塁できないなどの独自ルールがあります。
一方、「野球」は1ゲームあたり原則として「9回」までで、投手は「肩の上からボールを投げる」場合が多く、投手の投球動作を盗んで「盗塁」を試みることが可能などのルールがあります。
また、「ソフトボール」は「野球」よりもフィールドが狭く塁間や投球距離が短い、使用するボールが「野球」より大きいなどの違いもあります。
まとめ
「ソフトボール」は「野球を元に誕生した球技」を示し、「野球」は「9人編成の2つのチームによって各9回ずつ攻撃と守備を繰り返して得点を競うスポーツ」を示します。
ルールやボールの大きさなどに違いがあることもチェックしておきましょう。
ぜひ球技の違いを知る参考にしてください。