「全席指定」と「着席指定」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「全席指定」と「着席指定」の違いとは?言い換え

この記事では、「全席指定」「着席指定」の違いを分かりやすく説明していきます。

「全席指定」とは?

「全席指定」とは自由に座れる席がなく、すべてその席に座るためのチケットが必要ということです。

電車には特定の日時とその席番を指定して乗車券を買った人だけが座れる座席指定という制度があります。

通常の車両ではそういう席だけでなく自由に座れる自由席があるものですが、自由席がなくすべての座席が座席指定しなければ座れない席になっているのが座席指定席です。

自由席の乗車券を買っても全席指定の電車に乗れますが、空いている席があっても座ってはいけません。

「着席指定」とは?

「着席指定」とはイベント中の立ち見が禁止される席です。

ライブ会場やスポーツ会場で主に前方の席が指定されます。

たとえばライブ会場の2階では立ち見した客が興奮して転落する事故を防ぐために指定されることが比較的多いです。

また前の人が立つとその人に視界が遮られ後ろの人も立たないと見れなくなるので、座って見たい人や長時間立っていられない人が十分楽しめるようにと指定されます。

禁止されるのは立ち見だけなので、トイレに行きたくなってしまったなどで席を離れるために立つことは可能です。

「全席指定」と「着席指定」の違い

「全席指定」「着席指定」の違いを、分かりやすく解説します。

すべての席が座るためにその座席用のチケットが必要なのが「全席指定」で、その席の人はイベント中に立ち見してはいけないというのが「着席指定」です。

「全席指定」は映画館や電車などで行われ、「着席指定」はアーティストのライブやスポーツ観戦などの会場で行われる措置になります。

まとめ

電車などでお金を出した客が確実に座れるようにするための措置が「全席指定」で、座って見たい人の視界や2階の人の安全を確保するための措置が「着席指定」です。

「全席指定」は本来自由席があるはずなのに自由席をなくして全部指定席にする場合に使いますが、「着席指定」は最初からこの席に座れるのは対応するチケットを持っている人だけという指定がある上で、その席に座る人は立ってはいけないというものになります。