「受領」と「国司」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「受領」と「国司」の違いとは?言い換え

この記事では、「受領」「国司」の違いを分かりやすく説明していきます。

「受領」とは?

「受領」「ずりょう」と読みます。

「受領」は、「平安中期以降、実際に任国に赴任して、政務をとった国司の最上席のもののこと」です。

そもそも「受領」には、「前任者から引き継ぎを受けて、事務をとるもの」という意味があります。

その地方の名前の後に、「守(かみ)」「権守(ごんのかみ)」、または「介(すけ)」などをつけて呼ばれていました。

例えば越前国を収める「受領」「越前守(えちぜんのかみ)」と呼ばれます。

「国司」とは?

「国司」「こくし」と読みます。

「国司」は、「律令制で中央から派遣されて、諸国の政務をつかさどった地方官のこと」です。

この時期に地方の役所は「国衙(こくが)」と呼ばれ、そこで働く地方官を「国司」と呼びます。

戸籍の作成や、租税の徴収、兵士の招集などの役割を担ったとされています。

「受領」と「国司」の違い

「受領」「国司」の違いを、分かりやすく解説します。

「受領」は、「平安中期以降、実際に任国に赴任して、政務をとった国司の最上席のもののこと」です。

一方「国司」は、「律令制で中央から派遣されて、諸国の政務をつかさどった地方官のこと」です。

このように、どちらも中世の地方官を意味する言葉という共通点があります。

しかし、「国司」の中で、最上席のものを「受領」と呼ぶという大きな違いがあります。

「受領」の例文

・ 『中央の命を受けて、受領として赴任する』
・ 『受領として、国衙を仕切る』

「国司」の例文

・ 『中世の地方役人は、国司と呼ばれた』
・ 『国司として、戦に備えて兵を集める』

まとめ

「受領」「国司」の違いについて見てきました。

2つの言葉には共通点がありました。

しかし、明確な意味の違いがありますので、使い分けてみてはいかがでしょうか。