この記事では、「海水塩」と「食塩」の違いを分かりやすく説明していきます。
「海水塩」とは?
海水から精製された塩を意味する言葉です。
塩田で作られるのが特徴的で、この方法は天日製塩法と呼ばれています。
現代でも、さまざまな場所で使用されています。
ミネラル成分が豊富で、海水に含まれるマグネシウムやカリウム、カルシウムなどが含まれています。
また、旨味があり、ナトリウムのとり過ぎによる高血圧や心臓疾患のリスクを軽減することが可能です。
「食塩」とは?
食用に調製された塩を意味する言葉です。
主成分は塩化ナトリウムで、ほかにも原料由来の成分が含まれています。
「食塩」は、粒が細かいため、料理に溶けやすく、うまみを引き出す調味料として広く使用されます。
基本的には、ヨードが添加されており、ヨードは健康維持に欠かせない栄養素です。
「海水塩」と「食塩」の違い
「海水塩」と「食塩」の違いを、分かりやすく解説します。
「海水塩」は、海水から作られた塩のことです。
濾過して精製した精製塩、自然海塩、にがりなどを加えることによって、味を良くした再製塩に分類されます。
今日では平釜で煮詰める製法が主流です。
精製塩と比べ、海水に含まれるマグネシウムやカリウム・カルシウムといったミネラル成分が豊富なため、旨味があり、ナトリウムのとり過ぎによる高血圧や心臓疾患のリスクも軽減してくれます。
その一方で、「食塩」は、塩の原料を精製して食用に作られたものです。
日本で販売されている食塩は、炭酸マグネシウムを添加しており、サラサラと振りかけやすくなっています。
ミネラル分はほとんど除去されているため、塩辛さは感じられますが、天然塩に比べると旨味が少ないと考えられます。
まとめ
「海水塩」と「食塩」は、どちらも塩であることに変わりないものの、それぞれ製法や特徴において、違いがあると考えられます。
自分の好みや用途に合わせて、それぞれ使い分けると良いでしょう。