「前提」とは?言い換えを徹底解釈

「前提」とは?言い換え

この記事では、「前提」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「前提」という言葉の意味

「空間的にまえの方」「進んでいく方向」を表す「前」という文字と、「手にさげて持つ」「もち出す」などの意味を持つ「提」を組み合わせた「前提」という言葉は、推論などの際に、結論を導く要素や土台となる命題を指して使われる言葉です。

また、江戸時代に主に京坂地方で流行したきんちゃく袋は「前提(まえさげ)」と呼ばれていました。

「前提」という言葉の1つ目の意味は「ある物事が成り立つ上での、前置きとなる条件」です。

2つ目は「(論理学において)推論から結論を導き出す際の根拠となる要因」を表しています。

「前提」のポジティブな言い換え

「前提」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。

・『根幹(こんかん)』
文字どおり「根と幹」を表し、転じて「物事の大元となる重要な部分」「中心となるもの」などを表す言葉で、「根幹をなす」などと表現されています。

・『礎(いしずえ)』
「家屋や橋などを建てる際に、柱の下に据える土台」を意味する言葉で、転じて「物事の基礎や前提となる大切なもの」を示す言葉です。

・『要件(ようけん)』
「大切な用事」「必要な条件」などを表す言葉で、欠かすことのできない大切な用事や、重要な案件などを指す言葉です。

・『背景(はいけい)』
「写真や絵画などで、メインの題材を引き立たせるための背後の光景」を意味する言葉で、転じて「周囲の状況」「物事の裏側に隠された事情」などを意味する言葉になります。

「前提」の類語や言い換え

「前提」の類語や言い換えは以下の通りになります。

・『根底(こんてい)』
「物事や考え方を支える大元となるもの」を意味する言葉で、実際に見えている部分を見えない部分で支えている要因を指しています。

・『ベース』
「根本」「土台」などを意味する英単語「base」から派生した言葉で、物事の「基礎部分」「台座」などを表す文言になります。

・『根拠(こんきょ)』
「元になる理由」「よりどころ」などを表す言葉で、物事における判断が正確なことを示す客観的な情報や事実、データなどを指す言葉です。

・『土台』
「建物や家屋の最下部で上部分を支えている箇所」を表す言葉で、転じて「物事の根本や基礎」などを表す意味で使われています。

まとめ

今回は「前提」という言葉について紹介しました。

「前提」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。