「とりあえず」と「さしずめ」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「とりあえず」と「さしずめ」の違いとは?言い換え

この記事では、「とりあえず」「さしずめ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「とりあえず」とは?

日常会話でよく使われる「とりあえず」

漢字では「取り敢えず」と表現します。

何はともあれすぐに、このような意味があります。

他のことは良いから、優先でおこなうことが「とりあえず」です。

諸説ありますが「取りも敢えず」から生まれた表現で、あまりに急いでいたため、身ひとつで駆けつけたという逸話から生まれた表現です。

「何はともあれ」と同じように使われています。

「さしずめ」とは?

「さしずめ」とは、今の段階ではという意味があります。

「差し詰め」が変化した形で、何か重要なことを話すための、前置きに使われています。

今のところはという意味がある「さしあたって」と同じように使われています。

ただ日常会話としては、硬い言い回し。

大人同士が話し合う時など、場を選んで使われています。

「とりあえず」と「さしずめ」の違い

「とりあえず」「さしずめ」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも平仮名なので、親しみやすく見えます。

ただ使用頻度が高いのは「とりあえず」、使用頻度が低いのは「さしずめ」です。

「とりあえず」「何はともあれ〜をしましょう」とお願いや提案をする時に使われています。

「とりあえず、おつまみを頼みましょうか」「とりあえず、いつもの定食をお願いします」と飲食店で1番目の注文をする時に使います。

一方で「さしずめ」「今の段階では」という意味で使われています。

「さしずめ〜といったところか」は定型文のひとつで、何かの例えをする時に使われています。

「とりあえず」の例文

・『とりあえずビールを、ジョッキでお願いします』
・『とりあえず、タクシーで駅に向かいましょうか』

「さしずめ」の例文

・『さしずめ彼女は、この町のヒロインといった所だろうか』
・『友好試合が白熱したため、さしずめ決勝戦のようだった』

まとめ

「とりあえず」「さしずめ」を解説しました。

正しい表現を知って、語彙力を引き上げていきましょう。