この記事では、「なお」と「さらに」の違いを分かりやすく説明していきます。
「なお」とは?
前に述べたことに対して、補うことや条件、変化などを伝えるときに使用する言葉です。
「なお」は、前の話題と関連する情報であれば使用する事が可能で、接続詞として使うときはひらがなで書きます。
「さらに」とは?
前に述べたことに加えて、もっと強調したいことや進展したことを伝えるときに使用する言葉です。
「さらに」は前の話題と関連がなくても使用することが可能で、副詞として使うときは漢字で書きます。
「なお」と「さらに」の違い
「なお」と「さらに」の違いを、分かりやすく解説します。
「なお」と「さらに」は、似たような意味をもつ言葉ですが、ニュアンスや使い方が異なります。
「なお」は、前の文章に関連する情報を付け加えたり、注意事項や条件などを補ったりするときに使用する言葉です。
接続詞として使う場合はひらがなで書きます。
その一方で、「さらに」は、前の文章に比べて程度や状態が進んだり、強調したりするときに使用する言葉です。
副詞として使う場合は漢字で書きます。
このように、「なお」は前の内容を補うときに、「さらに」は前の内容と比較するときに使うという違いがあると言えます。
「なお」の例文
・『全校集会はこれにて終了です。なお、クラスに戻ってからはHRを実施します』
・『私は目標を達成しました。なお、次はもっと上を目指すつもりです』
「さらに」の例文
・『この商品は品質が高く、価格も安い。さらに、今なら送料も無料です』
・『彼は男前で運動神経も良い。さらに、性格も良いので、まさしく鬼に金棒だ』
まとめ
「なお」と「さらに」は、どちらも接続詞や副詞として使用される言葉ですが、ニュアンスや使い方には違いがあります。
「なお」は、前の文の内容に対して、補うためや変化を加えるときに使用する言葉です。
その一方で、「さらに」は、前の文の内容に対して、程度や数量を増やすときに使用する言葉です。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。