この記事では、「バナメイエビ」と「ブラックタイガー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「バナメイエビ」とは?
クルマエビ科に属するエビの一種を意味する言葉です。
もともとは、メキシコやペルーの沿岸部に生息していた中型のエビとして知られます。
「バナメイエビ」は、病気に強く、一定の面積で他のエビよりも多く養殖できるため、世界中で広く養殖されています。
とりわけ、インドネシアやベトナムなどの東南アジアで養殖されたものが多く、日本では最も流通量の多いエビとされています。
肉質は柔らかく、甘みが強いのが特徴で、その甘みはグリシンという成分によるものです。
見た目は白っぽく、殻に黒いしま模様がありますが、ブラックタイガーよりも白い印象を受けます。
火を通すことによって、鮮やかな赤色に変わります。
価格はブラックタイガーよりも安価であることが特徴的です。
「ブラックタイガー」とは?
東南アジアで養殖されるエビの一種を意味する言葉です。
クルマエビ科に属し、別名「ウシエビ」とも呼ばれています。
特徴的な黒い縞模様があり、その模様がトラのように見えることから「ブラックタイガー」という名前がつけられました。
養殖される「ブラックタイガー」は、肉厚かつプリプリとした食感が特徴的で、甘みが強いことから、世界中で広く消費されています。
「バナメイエビ」と「ブラックタイガー」の違い
「バナメイエビ」と「ブラックタイガー」の違いを、分かりやすく解説します。
「バナメイエビ」と「ブラックタイガー」は、どちらも日本で人気のあるエビですが、それぞれ異なる特徴を持ちます。
「ブラックタイガー」は、名前の通り、黒い縞模様が特徴的で、加熱すると鮮やかな赤色に変化します。
その一方で、「バナメイエビ」は、生の状態でも赤みを帯びたクリーム色の海老のことです。
火を通すことによって、ブラックタイガー同様に赤くなります。
サイズに関しては、「ブラックタイガー」の方が太くて短いのに対し、「バナメイエビ」は平たくて細長い形状です。
味の面では、「ブラックタイガー」は肉厚でプリプリとした食感が楽しめ、旨味が強いのが魅力としてあるのに対し、「バナメイエビ」は柔らかく、甘みが際立っています。
このように、「バナメイエビ」と「ブラックタイガー」は、それぞれ異なる特徴をもつエビなので、好みに合わせて使い分けることがおすすめです。
まとめ
「バナメイエビ」と「ブラックタイガー」は、どちらもエビではることに変わりないものの、あらゆる点で特徴に違いがあります。
それぞれの違いを理解した上で、好みに合わせて使い分けると良いでしょう。