この記事では、「仏様」と「お釈迦様」の違いを分かりやすく説明していきます。
「仏様」とは?
「仏様」は「ほとけさま」と読みます。
「仏様」は、「仏を敬っていう語」という意味があります。
「仏」は、「仏語で、悟りを得たもの」という意味があり、また、「仏」には「死者やその霊」という意味があります。
このことから、悟りを得た「仏」を敬って、「仏様」と呼ぶ場合もあれば、使者やその霊を敬って、「仏様」という場合もあります。
「お釈迦様」とは?
「お釈迦様」は「おしゃかさま」と読みます。
「お釈迦様」は、「釈迦族の聖者」という意味があり、「仏教の開祖で、世界三大聖者の一人」を指します。
古代インド、現在のネパール地方に住んでいた種族を「釈迦族」と呼び、紀元前5世紀ごろに釈迦族の王子として誕生したのが「お釈迦様」です。
29歳で宗教生活に入り、35歳で悟りを開いて「仏様」になっています。
その後、45年間の布教をして、80歳の2月15日入滅します。
「仏様」と「お釈迦様」の違い
「仏様」と「お釈迦様」の違いを、分かりやすく解説します。
「仏」は、「仏語で、悟りを得たものを敬う言葉」という意味があります。
また「お釈迦様」は、「仏教の開祖で、世界三大聖者の一人」という意味があります。
どちらも、釈迦族の王子だった「お釈迦様」を意味する言葉という共通点があります。
しかし、「仏様」には、「死んだ人やその霊を敬う言葉」という意味がありますが、「お釈迦様」にはそのような意味はないという違いがあります。
「仏様」の例文
・ 『仏様に、願い事をする』
・ 『お墓に、仏様を安置する』
「お釈迦様」の例文
・ 『お釈迦様は、王子でありながら修行に出た』
・ 『お釈迦様が、仏教を開いた』
まとめ
「仏様」と「お釈迦様」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。