この記事では、「仕舞う」と「片付ける」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「仕舞う」とは?
物を箱の中に入れて、押入れの中に戻す行為を「仕舞う」【しまう】といいます。
例えば、子どもが使わなくなった玩具をきれいに拭いて、汚れを落としてから買って来たとき付いていたケースに入れて棚に戻すのです。
また、結婚式に使ったブーケをケースの中に入れて、埃がかぶらないよう箪笥の中に入れるその行為を指します。
「片付ける」とは?
日常生活において、よく使う物を一時期箱の中に入れておくことを「片付ける」【かたづける】といいます。
例えば、洗濯したとき液体洗剤を棚の中に置いたり、洗顔の際に使ったタオルや洗顔料をケースの中に入れて戸棚に置くのです。
また、食事した後、食べるとき使ったお皿やお椀、箸を流し台に持って行き、きれいに洗った後に拭き、食器棚に置くその行為を指します。
「仕舞う」と「片付ける」の違い
ここでは「仕舞う」と「片付ける」の違いを、分かりやすく解説します。
それほど滅多に使わない貴重品を葬式や結婚式で使い、用事が済んだ後ケースの中に入れてまた棚や押入れといった中に置いておく行為を「仕舞う」といいます。
頻繁に使う物ではなく、ときたま使う着物であったり、靴、装飾品は埃がかぶらない、紫外線が当たるのを防ぐため湿度が低く、温度が高くない所に置くのです。
もう一方の「片付ける」は頻繁に使う日常品や食器、ハンガー、鍋といった物があると邪魔になるので、一時的に棚に置く、部屋の片隅にまとめておくといった行為を指します。
「仕舞う」の例文
・『葬式から帰って来た姉は箪笥に仕舞うため喪服を折り畳んだ』
・『客が泊まって使った布団を干してから押入れに仕舞う』
「片付ける」の例文
・『幼稚園から帰って来た子どもが散らかした座敷を片付ける』
・『散らかったゴミを片付けると驚くほど部屋がきれいになった』
まとめ
元ある場所に物を置くと部屋が広く見えたり、気分が良くなる行為を2つ取り上げました。
どういった行動か実際に行ってみるのも理解できる方法になるでしょう。