この記事では、「滅菌」と「消毒」の違いを分かりやすく説明していきます。
「滅菌」とは?
「滅菌」は「めっきん」と読みます。
「滅菌」は、「熱や薬品、放射線などで細菌を死滅させること」という意味があります。
例えば、外科手術に使うメスなどの道具についている細菌を、全て死滅させることを目的として行うのが「滅菌」となります。
あるものに付着する、細菌、病原菌などを徹底的に殺すような行為を「滅菌」と呼びます。
「消毒」とは?
「消毒」は「しょうどく」と読みます。
「消毒」は、「薬や熱、紫外線などによって、病原菌を殺すこと」という意味があります。
病院など、病原菌が広がることが、あってはならないような場所では、「消毒」が欠かせません。
感染症が広がらない程度に、病原菌が広がらないようにすることを目的に、「消毒」は行われます。
「滅菌」と「消毒」の違い
「滅菌」と「消毒」の違いを、分かりやすく解説します。
「滅菌」は、「熱や薬品、放射線などで細菌を死滅させること」という意味があります。
一方「消毒」は、「薬や熱、紫外線などによって、病原菌を殺すこと」という意味があります。
どちらも病原菌を殺すことを意味するという共通点があります。
しかし、「滅菌」は「無菌状態を目指すこと」を意味するのに対して、「消毒」は「菌を減らすことを目指すこと」を意味するという違いがあります。
このように、「消毒」よりも、「滅菌」の方が、徹底して病原菌などを殺そうとするという違いがあります。
「滅菌」の例文
・ 『お湯をかけて、滅菌する』
・ 『放射線を使い、滅菌する』
「消毒」の例文
・ 『お皿を消毒してから、おかずを盛る』
・ 『紫外線を当てて、消毒する』
まとめ
「滅菌」と「消毒」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。