「公式」と「公認」を同じ意味だと考えている人もいますが、権利関係では明確に別の意味で使い分けられています。
2つの言葉にはどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「公式」と「公認」の違いを分かりやすく説明していきます。
「公式」とは?
「公式」とは、「権利者によって直接供給されたもの」という意味で使われている言葉です。
公の基準に適合し社会に認められたもののことを「公式」といいます。
一般的には公に権利者として認められている存在によって作られたもの、例えば本編の作者が書いた番外編などが「公式」に当たります。
権利者が関わって作られたグッズや作品の設定なども「公式」です。
「公認」とは?
「公認」とは、「権利者によって認められたもの」を指す言葉です。
権利書が主体となって関わっていないもののうち権利者によって認められたものを指します。
趣味で始めたサークル活動が権利者の耳に届き活動としてお墨付きを与えられた時などに「公認」という表現が用いられます。
メーカーが主体となって作成したグッズに後から作者が権利を認めるケースなども「公認」の一種です。
「公式」と「公認」の違い
「公式」と「公認」の違いを、分かりやすく解説します。
「公式」と「公認」の違いは「権利者が直接関わっているかどうか」です。
権利者が直接関わって世に出した正しいものを「公式」と表現するのに対し、権利を持たない第三者が主体となって作られたものを後から権利者が認めた場合に「公認」を使うという違いで区別されます。
ホームページを例にあげると権利者が作り上げた正式なサイトが「公式ホームページ」で、ファンが作成した自主サイトのうち権利者によって認められたものが「公認ホームページ」になります。
「公式」の例文
・『公式グッズを購入する』
・『公式設定を調べる』
「公認」の例文
・『作者が認めた公認サークル』
・『コラボグッズは権利者によって公認されている』
まとめ
「公式」と「公認」は似ている部分もあるものの供給元の違いで区別されています。
ポイントさえ理解すれば簡単なので基準を理解して正しく区別してください。