この記事では、「内緒」と「内密」の違いを分かりやすく説明していきます。
「内緒」とは?
「内緒」は「ないしょ」と読みます。
「内緒」は、「表向きにせず、内々にしておくこと。
外部には隠しておくこと」という意味があります。
何かの出来事について、ある事情などについて、表向きにしないような場合、「内緒にする」などと表現します。
また、「内緒」は、「仏語で、自己の心の内で真理を悟ること」という意味があります。
さらに「内緒」には、「表向きでないところ」という意味があります。
内々の経済状態や、家の暮らし向きについてなどを「内緒」と呼ぶことがあり、家計が苦しい場合は「内緒は火の車だ」などと言います。
「内密」とは?
「内密」は「ないみつ」と読みます。
「内密」は、「表沙汰にしないこと、その様子」という意味があります。
「内緒」と「内密」の違い
「内緒」と「内密」の違いを、分かりやすく解説します。
「内緒」は、「表向きにせず、内々にしておくこと。
外部には隠しておくこと」という意味があります。
一方で「内密」は、「表沙汰にしないこと、その様子」という意味があります。
このように、基本的に同じことを意味する言葉となります。
しかし、「内緒」は、砕けた表現のため、ビジネスシーンなどでは使われていません。
一方で、「内密」は固い表現のため、ビジネスシーンなどで使われやすいという違いがあります。
「内緒」の例文
・ 『内緒の約束をしてから、彼と親しくなった』
・ 『内緒にするのができない、口の軽い人』
「内密」の例文
・ 『内密に事を運ぶように、仕事相手にお願いする』
・ 『この件は、くれぐれも内密にしろ』
まとめ
「内緒」と「内密」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、基本的に同じ意味がありました。
しかし、ニュアンスが違うため、違う場面で使う言葉ということが分かりました。
使う相手や使うシチュエーションを考えて、「内緒」と「内密」を使い分けてみてはいかがでしょうか。