この記事では、「掃除」と「片付け」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「掃除」とは?
付着した汚れを拭いて取り除いたり、落ちているゴミを集めて捨てるのが「掃除」【そうじ】です。
例えば、床に置いてある物を移動させて床を拭き汚れを取ったり、玄関の床掃いて砂を外に出すといった行為を指します。
また、本格的に「掃除」するときは雨戸を外して汚れを洗い流したり、専門業者に高圧洗浄機で落ちにくい便器裏の汚れを浮かして取り除く場合もあるのです。
「片付け」とは?
邪魔になる物を収納できる場所に移動させて、快適に部屋を使えるようにするのが「片付け」【かたづけ】です。
いつもは使う物であっても客が来たり、食事するときそこにあると邪魔になる物を他の場所へ移動させて置きます。
このように、今は必要がない物を次に使うときまで分かりやすく、すぐに出せるよう定位置を決めて置く行為を「片付け」というのです。
「掃除」と「片付け」の違い
ここでは「掃除」と「片付け」の違いを、分かりやすく解説します。
汚れが付着してくすんだ窓を拭いたり、人の足跡が付いた床を磨いてきれいにする行為を「掃除」といいます。
かなり汚くなった階段や廊下を掃除機で埃やゴミを吸い取ってから、洗剤が付いた雑巾で拭いて汚れを取るのです。
そしてワックスをかけたり、モップで磨いて艶を出してきれいな状態にします。
もう一方の「片付け」は、今の段階では不要なものを、分かりやすい位置を決めてから置いたり、収納する行為を指すのです。
「掃除」の例文
・『兄夫婦にご馳走を作るため、台所を掃除してから料理を作る』
・『洗剤が安かったのでまとめて買い、たっぷり付けて掃除した』
「片付け」の例文
・『台所の不用品を処分して、きれいに片付けてから掃除した』
・『小学生になる娘に、遊んだ後は必ず片付けの練習させた』
まとめ
物が散らかっていればきれいにすることで「掃除」がしやすくなります。
実際に物を元の場所に移動させて掃除機をかけたり、窓を拭くのがどれだけ効率が良いか体験してみるといいでしょう。