この記事では、「錠剤」と「顆粒」の違いを分かりやすく説明していきます。
「錠剤」とは?
錠剤とは医薬品の剤形の1つで、有効成分を圧縮するなどして一定の形に固めたものをいいます。
錠剤には有効成分だけを固めたものと有効成分に添加剤を加えて固めたものの2種類があります。
錠剤は持ち運ぶのに便利で、簡単に一定の量を摂取することができます。
含まれる有効成分などにより大きさには違いがあり、形にも円盤型やレンズ型、竿型などの種類があります。
胃や腸で有効成分が溶け出すように作られているので、噛んだりせずに飲み込みます。
「顆粒」とは?
顆粒とは、小さな粒になっているものをいいます。
粉末よりも粒径の大きなものを指しています。
粉末を固めて粒にするのが一般的です。
医薬品によく用いられており、水に溶けやすく吸収されやすいという特徴があります。
また、顆粒タイプの食品などもあり、調味料やインスタント食品などに使われます。
「錠剤」と「顆粒」の違い
錠剤も顆粒も医薬品の剤形の一種です。
錠剤は粉末を圧力をかけるなどして固めたもので、顆粒は粒状になっているものをいいます。
顆粒の方が粉末の粒子の間に空気が含まれているので水に溶けやすく、吸収も速いという特徴があります。
ただし、薬の効き目が出るスピードは錠剤でも顆粒でも違いはありません。
含まれている有効成分が同じであれば、効き目が出るタイミングも同じになります。
どちらが飲みやすいと感じるかは 人によって違います。
錠剤のような大きな粒を飲み込むのが苦手だという人もいますし、顆粒だとむせやすいという人もいます。
また、顆粒は味が口の中に広がるので、錠剤の方が良いという場合もあります。
まとめ
錠剤も顆粒も医薬品の剤形の一種です。
錠剤は粉末を圧力をかけるなどして固めたもので、顆粒は粉末を粒状にしたものになります。
顆粒の方が水に溶けやすくて吸収も速いですが、効き目が出るタイミングに違いはありません。