この記事では、「ウルフドッグ」と「狼」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ウルフドッグ」とは?
ウルフドッグとは、家畜化された狼と犬の交配によって生まれた犬の品種のことをいいます。
シベリアンハスキーやジャーマンシェパード、アラスカンマラミュート等の犬種を交配させました。
正式に犬種として認められているウルフドッグは、チェコスロバキアンウルフドッグとサーロスウルフドッグの2種類になります。
日本でもウルフドッグという名前の犬種が飼育されていますが、その多くはカナダ等から輸入された交雑種なので正式な犬種とは認められていません。
「狼」とは?
狼とはイヌ科イヌ属に属する動物で、狼というとその多くはハイイロオオカミのことを指します。
北半球に幅広く分布しており、生息する地域によって体の大きさや毛色などに違いがあります。
かつて日本に生息していた絶滅したニホンオオカミやエゾオオカミもハイイロオオカミの一種と考えられます。
狼は肉食性で、狩猟を得意としています。
縄張り意識が強く、縄張りをめぐる争いで命を落とすこともあるようです。
「ウルフドッグ」と「狼」の違い
狼は北半球に幅広く分布している哺乳動物で、ペットとして飼育されることはほとんどありません。
ウルフドッグは家畜化された狼と犬を交配することで人が人為的に生み出した犬になります。
ペットとして飼育されています。
狼の血を75%以上受け継ぐウルフドッグはハイパーセントと呼ばれており、見た目が狼にかなり近いです。
犬の要素が強いウルフドッグもいます。
ウルフドッグよりも狼の方が、狩猟に適した体をしています。
顎が強くて歯が大きかったり、速く・長く走れる骨格になっていたりします。
まとめ
家畜化された狼と犬を交配させて誕生したのがウルフドッグになります。
狼はペットとして飼われることはほとんどありませんが、ウルフドッグはペットとして飼われています。