この記事では、「ダッカール」と「ヘアピン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ダッカール」とは?
「ダッカール」とは、髪を挟んで留める時に使う「ダックカールピン」を略した呼び方です。
ダックカールピンは英語で“duck curl pin”と表記し、duckがアヒルを意味するように「アヒルのくちばしに形が似ているヘアピン」であることから、その名で呼ばれています。
「ダッカール」は、2本の細長いプラスチック、または金属を組み合わせたクリップが開閉する仕組みになっており、髪を挟んで一時的に髪をまとめるのに便利です。
たとえば、美容室でカットやカラーの施術をする際、髪を区画ごとに束ねてブロッキングやセクショニングをする時に「ダックカール」が欠かせません。
また、長い髪を束ねたり、髪をアップにしたりする時にも使われています。
ヘアゴムと異なり髪に跡が付かないことから、おしゃれ用のアイテムとしても人気があります。
「ヘアピン」とは?
「ヘアピン」とは、髪を部分的に留めるために使う小さな留め具の総称です。
英語では“hair pin”と表記し、髪用(hair)の挟んで留める装身具(pin)を意味します。
「ヘアピン」には「アメピン」「シングルピン」「ダブルピン」などさまざま種類があり、メーカーによっても名称が異なります。
広義には髪を挟んで留める小さなクリップ状の留め具全般を指しますが、狭義には細長い金属をU字に折り曲げた形をした「Uピン(ユーピン)」が「ヘアピン」とされます。
「ヘアピン」は髪に挿して少量の髪を挟んで押さえる用途に適しており、部分的にまとめたり、一時的に髪を小分けしたりするときに役立ちます。
「ダッカール」と「ヘアピン」の違い
「ダッカール」と「ヘアピン」の違いを分かりやすく解説します。
これらは髪を一時的にまとめる留め具という点が共通していますが、形状や用途が異なります。
「ダッカール」はプラスチック製または金属製のアヒルのくちばしに似た形のクリップです。
「ヘアピン」は細い金属でできた、「ダッカール」よりも小さい留め具の総称です。
「ダッカール」は取り分けた毛束を挟んで使いますが「ヘアピン」は髪に挿すようにして髪を押さえて留めます。
また、「ヘアピン」は小さいので少量の髪しかまとめることができませんが、ダッカールは「ヘアピン」よりもまとめる力が高いので、ある程度の量の毛束をまとめることができます。
まとめ
「ダッカール」と「ヘアピン」は美容室の施術、髪のお手入れやおしゃれに欠かせないアイテムです。
それぞれ特製や用途が異なるので、適切に使い分けることでより効率的に髪のお手入れができます。