この記事では、「マスカレードマスク」と「ベネチアンマスク」の違いを分かりやすく説明していきます。
「マスカレードマスク」とは?
マスカレードマスクとは仮面舞踏会に身に着けるマスクで、顔の上半分が覆われているものをいいます。
英語のmasquerade(マスカレード)は仮面舞踏会のことです。
ヴェネツィアが発祥の舞踏会で、仮面をつけて身分や素性を隠して参加する舞踏会がイタリアを中心としてヨーロッパに広まりました。
マスカレードマスクをつけ正体を分からなくした上で、そういった相手との駆け引きを楽しむものだったようです。
その正体に気が付いたとしても、気付かぬふりをするのがマナーだったといわれています。
「ベネチアンマスク」とは?
ベネチアンマスクとは、ベネチアのカーニバルで身に着けるマスクやそれをモチーフにしたマスクのことをいいます。
マスカレードマスクと同じものです。
装飾が華やかで、豪華なデザインのものが多くあります。
ベネチアのカーニバルが誕生したのは11世紀頃で、世界三大カーニバルの1つに数えられます。
カーニバルでは仮面をつけることが流行し、それが他のヨーロッパの国々にも広まりました。
ベネチアには現在も100件以上のベネチアンマスクのお店があります。
観賞用もあり、お土産としても人気です。
「マスカレードマスク」と「ベネチアンマスク」の違い
マスカレードマスクは仮面舞踏会に身に着けるマスクで、ベネチアンマスクと同じものです。
仮面舞踏会が生まれたのはベネチアです。
マスカレードマスクというと顔の上半分を覆うハーフフェイスのマスクが一般的ですが、ベネチアのカーニバルではハーフフェイスだけではなくフルフェイスのマスクを身に着ける人もいます。
まとめ
マスカレードマスクは仮面舞踏会に用いられるマスクで、ベネチアンマスクと同じものです。
装飾が施された豪華なマスクで顔半分を覆うハーフフェイスのマスクが多いですが、フルフェイスのマスクもあります。