この記事では、「併合」と「植民地」の違いを分かりやすく説明していきます。
「併合」とは?
「併合」は「へいごう」と読みます。
「併合」は、「いくつかのものを合わせて一つにすることや、合わさって一つになること」です。
例えば、大手企業が、中小企業を吸収して一つになる場合、「大手のメーカーが中小の会社を併合する」などという文章にできます。
また、「併合」は「国際法上、ある国が他の国の領土の全部または一部を合意によって自国のものとすること」です。
「A国がB国を併合する」などという文章にできます。
「植民地」とは?
「植民地」は「しょくみんち」と読みます。
「植民地」は「ある国からの移住者によって経済的に開発され、その国の新領土となって本国に従属する地域のこと」です。
また、「武力によって獲得された領土」についても「植民地」ということができます。
「併合」と「植民地」の違い
「併合」と「植民地」の違いを、分かりやすく解説します。
「併合」は「国際法上、ある国が他の国の領土の全部または一部を合意によって自国のものとすること」です。
一方で、「植民地」は「ある国からの移住者によって経済的に開発され、その国の新領土となって本国に従属する地域のこと」です。
どちらも、国の領土に関する言葉という共通点があります。
しかし「併合」は、「国と国が1つになること」を意味するのに対して、「植民地」は「従属する地域のこと」を意味するという違いがあります。
「併合」された国や地域は、「植民地」ではなく、「併合」する側の国と一体化することになります。
まとめ
「併合」と「植民地」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。