この記事では、「休校」と「廃校」の違いを分かりやすく説明していきます。
「休校」とは?
「休校」とは、その学校自体が休みになることです。
学校と呼ばれる施設は、滅多に学校ごと休みにするということはありませんが、やむを得ない事情によって、この「休校」とする場合があります。
高校以下の教育機関で、一部の授業だけが休みになる場合には「自習」などと使われることが多いですが、大学では、同音の「休講」と表現されます。
その為、口語においてはそちらと間違えないように注意が必要です。
「廃校」とは?
「廃校」は、学校が閉鎖してしまうことの表現になります。
「あの中学校は、来年の3月で廃校になるらしい」のように使われる言葉で、学校としての業務を停止し、その存在が無くなることになります。
近年の少子化に伴い、公立の小学校や中学校がこの「廃校」となることが増えており、その為に在校生が次年度から近くの別の学校に通うことになるというケースがまま見られます。
「休校」と「廃校」の違い
「休校」と「廃校」の違いを、分かりやすく解説します。
「休校」は、学校全体として休みになることです。
先に上げた「休講」と発音が一緒なので、大学の場合には、どちらなのか注意しないといけません。
「廃校」は、その学校の存在が無くなってしまうことです。
平成29年度だけでも、全国の小学校、牛学校、高等学校、特別支援学校を合わせ、358校がこの「廃校」となっています。
そのうち249校が小学校だという点は、前述の近年の少子化を顕著に表現しているデータとなっていると言えるでしょう。
まとめ
「休校」と「廃校」は、このように違います。
「休校」は、期間が決まっており、特別な事情による、その間だけのことですが、「廃校」となると、もう同じ学校として復活することはないと考えてください。
公立の場合は、国や自治体によって、その土地や施設の有効な活用方法が検討されることになります。