この記事では、「書面」と「文書」の違いを分かりやすく説明していきます。
「書面」とは?
「書面」とは、紙媒体にしたものという意味で使われる言葉です。
ビジネスでよく用いられ、「さっきの会議の内容を書面にしておいて欲しい」と言われた時には、内容について、紙に記述してまとめておかないといけません。
「正式な書面がないと、契約はできない」のように使われた時には、契約書となる「書面」が必要になり、画面で確認できるデジタル的なファイルの類いではなく、紙として残すことが求められる表現になります。
「文書」とは?
「文書」は、文字で構成された書物のことで、図やグラフなどが含まれる場合も指して使われます。
「文書にして欲しい」とすると、そのような書物として残して欲しいと言っていると考えていいでしょう。
こちらの場合、コンピューター機器の画面で確認できるファイル類も含まれ、いわゆる「文書ファイル」がそれに当たります。
よって、必ずしも紙媒体にする必要がありません。
「書面」と「文書」の違い
「書面」と「文書」の違いを、分かりやすく解説します。
「書面」は、紙媒体を指して使う言葉です。
ビジネスでは、主にA4サイズで作成されるもので、特に契約書となるような大事な「書面」は、そのサイズなのが通常です。
「文書」は、紙で残すとは限らず、文字で記載されるものがそれと呼ばれます。
近年のビジネスでは、マイクロソフトのワード形式の文書ファイルでのやりとりが多く、それには図形などが含まれることもあります。
それを印刷すると「書面」となり、そのまま「文書」とも表現できます。
「書面」は、紙にしたものだけの表現ですが、「文書」は、その前段階となるファイルの状態も含む言葉になります。
まとめ
「書面」と「文書」は、このように違います。
「文書」の方が、少し意味が広いと覚えておけばいいでしょう。
紙にしない限り、「書面」と使うことはできません。