「吉報」や「朗報」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
特に社会人の場合、どちらもよく聞く言い回しですよね。
それならば、これらはどのような意味を持つ言葉で、どのような違いがあるのでしょうか。
ここでは「希望」と「朗報」という表現の違いについて紹介していきます。
「吉報」の意味や使い方
「吉報」というのは「良い知らせ」や「喜ばしい通知」という意味で使われます。
例えば、大学に合格したという知らせは「喜ばしい知らせ」ですので「希望」ということになりますね。
「吉」は「縁起が良い」という意味であり、「報」は「知らせ」という意味になります。
これら2つの言葉を合わせ、「喜ばしい知らせ」という意味になります。
人生においては合格や就職、進学、結婚や出産など、人生の説明となるような嬉しい出来事がたくさんありますよね。
「朗報」の意味や使い方
「朗報」という表現も「喜ばしい知らせ」という意味になります。
例えば、今まで何かのコンテストに応募したことがあるという人もいるのではないでしょうか。
そのようなコンテストに入賞したとなれば、それは「朗報」になります。
そのような「朗報」が舞い込んできたときに、「私たちは皆、朗報に沸きました」などと表現できます。
「吉報」と「朗報」の違い
「吉報」と「朗報」はどちらも「喜ばしい知らせ」という意味があります。
それならば、どのように意味が異なるのでしょうか。
「吉報」という表現は「結婚や出産、成功などのめでたい出来事を伝える知らせ」「おめでたい出来事の知らせ」という意味があります。
それに対して「朗報」というのは「将来に希望を持たせ、晴ればれとした気分にさせるような嬉しい知らせ」「就職が決まったりお小遣いをもらったりしたなど、自分にとって何か良いことが起きた知らせ」という意味があります。
このように、「吉報」と「朗報」は意味が異なるのです。
「吉報」を使った例文と意味を解釈
「姉が結婚するという吉報を受けました」
結婚と言えば、人生における大切な出来事ですよね。
家族が結婚するとなれば、それはまさに「吉報」だと言えるでしょう。
これ以外にも、もしも家族に子供が生まれたなどということがあればそれも「吉報」だといえます。
このような人生における大切な出来事は頻繁には起こりませんので、日常的に使う表現では無いかもしれませんね。
「朗報」を使った例文と意味を解釈
「息子の作品がコンクールで入賞したという朗報を受けました」
コンクールで入賞したとなれば、それはまさにおめでたい出来事だといえます。
この場合は人生の区切りではありませんので「朗報」と表現した方が適切です。
「朗報」は日常的によく使われる言い回しですので、ぜひ覚えておきましょう。
まとめ
「吉報」は「結婚や出産、成功などのめでたい出来事を伝える知らせ」であり、「朗報」は「将来に希望を持たせるような知らせ」「晴ればれとした気分にさせるような知らせ」ということになります。
意味が若干違いますので、しっかりと覚えておきましょう。