この記事では、「要支援1」「要支援2」の違いを分かりやすく説明していきます。
「要支援1」とは?
「要支援1」の意味と概要について紹介します。
意味
「要支援1」は「ようしえん1」と読み、「日常生活において、基本動作はほぼ自分でできますが、現在の状態を維持する為に、何らかの支援が必要な状態の高齢者」という意味です。
概要
「要支援」とは、「現在は特に介護の必要はないが、将来的に心身機能が衰えることを考えて、今の状態を維持するための支援が必要なこと」を言います。
「要支援1」は、自立に最も近く、食事や排せつなどは一人でできるものの、立ち上がる動作や、掃除などの家事の一部に見守りが必要な状態を言います。
基本的に「身体介護」ではなく「生活援助」の形で、現在の状態を維持できる様に食事をさせたり家事を手伝うなどのサポートをします。
「要支援2」とは?
「要支援2」の意味と概要について紹介します。
意味
「要支援2」は「ようしえん2」と読み、日常生活において動作が少し低下していて、身体機能の維持や改善の為に、何らかの支援が必要な状態の高齢者」という意味です。
概要
「要支援2」も、現在は特に介護の必要はないのですが、「要支援2」よりも身体が不安定で、歩行の際に見守りが必要な状態のことを言います。
こちらも基本的には「生活援助」となり、買い物や掃除などをサポートするのがメインです。
認知症と診断されていても、日常生活が自立している場合には、「要支援2」に認定されます。
「要支援1」「要支援2」の違い!
「要支援1」は、「介護の必要がなく、現状維持の為に生活援助が必要な状態」です。
「要支援2」は、「介護の必要はないのですが、『要支援1』より身体機能が低下している状態」です。
まとめ
「要支援1」「要支援2」は、どちらも「介護」には該当しません。
ほぼ自立できているとみなされて、生活援助になります。