この記事では、「自信」と「うぬぼれ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「自信」とは?
「自信」は「じしん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「自分で自分に能力や価値があると信じること」という意味で、自分には力がある、周囲の人から評価されていると思うことです。
2つ目は「自分の考えや行動が正しいと信じること」という意味で、自分の言動は間違っていない、こうするべきなのだと思うことです。
3つ目は「あること確実に実現すると信じること」という意味で、論理的に証明できなくても、必ずそうなると思うことです。
上記に共通するのは「自分で強くそう思う」という意味です。
「自信」の使い方
「自信」は「自分で自分に能力や価値があると信じること」「自分の考え方や行動が正しいと信じること」「あること確実に実現すると信じること」という意味で使われます。
名詞として「自信がある・ない」「自信を持つ・失う」「確固たる自信」などと使われます。
基本的に、自分で自分の能力や価値、考え方が正しいと信じることに使われる言葉です。
「うぬぼれ」とは?
「うぬぼれ」は「自惚れ」「己惚れ」と書き、意味は以下の通りです。
1つ目は「自分の能力や価値が実際以上にあると思って得意になる」という意味で、自分のことを優れている、必要とされていると思い自慢する態度を取ることです。
2つ目は「自分の環境が実際以上に恵まれていると思って得意になる」という意味で、自分の置かれた地位や立場が人より良い状態であると思い、自慢することです。
上記に共通するのは「実際以上に思って得意になる」という意味です。
「うぬ」は「おのれ」が変化した言葉で「自分や相手のことを見下した表現」という意味、「うぬぼれ」で「おのれに惚れること」になります。
「うぬぼれ」の使い方
「うぬぼれ」は「自分の能力や価値が実際以上にあると思って得意になる」「自分の環境が実際以上に恵まれていると思って得意になる」という意味で使われます。
名詞・形容動詞として「うぬぼれだ・である」「うぬぼれが強い」などと使われたり、動詞として「ほめられてうぬぼれる」などと使われたり、副詞として「うぬぼれて自慢する」などと使われます。
基本的に、自分の能力や価値、環境などが実際以上に優れていると思い込んで得意になることに使われる言葉です。
「自信」と「うぬぼれ」の違い
「自信」は「自分で自分の能力や価値、考え方が正しいと信じること」という意味です。
「うぬぼれ」は「自分の能力や価値、環境などが実際以上に優れていると思い込んで得意になること」という意味です。
「自信」の例文
・『面接の手ごたえが良かったので結果に自信を持つ』
・『今回は契約を成立させられる自信がある』
・『英会話ならば多少自信がある』
・『大きなミスをおかしてしまい自信喪失する』
「うぬぼれ」の例文
・『彼女は自分が美人だとうぬぼれている』
・『彼は優勝したことでうぬぼれている』
・『上司からほめられてついうぬぼれる』
・『結婚が決まってうぬぼれていた後輩が破談になる』
まとめ
今回は「自信」と「うぬぼれ」について紹介しました。
「自信」は「自分が確かだと思う」、「うぬぼれ」は「自分を実際以上に優れていると思う」と覚えておきましょう。