「がっしり」と「がっちり」の違いとは?分かりやすく解釈

「がっしり」と「がっちり」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「がっしり」「がっちり」の違いを分かりやすく説明していきます。

「がっしり」とは?

「がっしり」とは?

建物などの構造や体格がしっかりしていて、簡単には壊れそうもない、強固そうであるさまという意味です。

体格、構造を指す言葉で、それが頑丈そうなことをいいます。

体格でいうと、肩幅が広くて、骨が太くて丈夫そうで、押しても容易には倒れそうもない形を指します。

これとは対照的なのが、肩幅が狭く、なで肩で、体の線が細く、筋肉が少なく、押したらすぐに倒れてしまいそうな体格です。

愛玩動物として飼育されている犬には、数多くの品種があります。

小型のものだとチワワ、マルチーズ、パピヨンなどがあり、大型のものだとシベリアンハスキー、ゴールデンレトリーバー、グレートピレニーズなどがあります。

チワワなどは大きな力を加えたらすぐに骨が折れてしまいそうですが、グレートピレニーズなどはちょっとやそっと人間が力を加えたくらいで骨が折れそうもありません。

大型犬の体つきは、この言葉が意味するものになります。

「がっしり」の使い方

人間の体の形や物の構造について使う言葉です。

こういったものが、容易には壊れそうもないさまをいいます。

「がっちり」とは?

「がっちり」とは?

「がっちり」には3つの意味があります。

1つめは、物のつくりや体格がしっかりしているさまです。

ボディービルダーのような体はこれにあたります。

筋肉がしっかりとついていて丈夫そうです。

ちょっとやそっとの力では壊れそうもありません。

2つめは、すき間なく互いに組むです。

握手をするとき、お互いに手を強く握り合うとこの状態になります。

自分の手と相手の手都の間にすき間がなく、手と手がしっかりと組まれています。

恥ずかしいと手の握り方がゆるくなりがちです。

このさまではありません。

車両はこの言葉が意味する状態で連結されています。

簡単には車両と車両が離れないようになっています。

3つめは手抜かりなく物事をするさまです。

注意が行き届いていて、失敗しないようにするさまをいいます。

「がっちり」の使い方

物の作りや組み立てについて、それらがしっかりしているさまを指して使用します。

「がっしり」と「がっちり」の違い

「がっしり」と「がっちり」の違い

容易には壊れそうもない、体格がしっかりしているという意味が似ています。

この意味では大きな違いはありません。

「がっちり」は物の組み立てについてや、手抜かりがない意味もあります。

「がっしり」の例文

「がっしり」の例文

・『がっしりした体つき』
・『がっしりしていてちょっと怖い』
・『私よりもがっしりしている』
・『上半身だけがっしりしている』

「がっちり」の例文

「がっちり」の例文

・『がっちりと腕をつかむ』
・『がっちりと周囲を固める』
・『がっちりと抱き合う』
・『がっちりとした脚』

まとめ

まとめ

体格が頑丈なさまという意味が似ていますが、「がっちり」は組み方がしっかりしている、手抜かりがないといいう意味もある点が違います。