「道草」と「寄り道」の違いとは?分かりやすく解釈

「道草」と「寄り道」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「道草」「寄り道」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「道草」とは?

「道草」とは?

「道草」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「道草」「みちくさ」と読みます。

「道草」には、「道端に生えている草」という意味があります。

道を歩いていたら、草が生えていることに気づいた時、「道草が映えている」などという文章を作ることができます。

次に「道草」には「目的のところへ行きつく途中で、他の物事にかかわって時間を費やすこと」という意味があります。

例えば、その人の目的が、学校に行き授業を受けることだとしたとき、学校に行く途中で、喫茶店に入ってコーヒーを飲む時間は「道草」となります。

また、親にお使いを頼まれて、スーパーに行く途中で、昆虫を見つけて捕獲しようとするような行動は、「スーパーに行く途中、昆虫を見つけて道草をしてしまった」などという文章にできます。

さらに、会社帰りに本屋に寄ったり、甘いものを食べたりして、なかなか家につかない場合は、「道草をしすぎて、なかなか家にたどり着かない」などという文章を作ることができます。

「寄り道」とは?

「寄り道」とは?

「寄り道」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「寄り道」「よりみち」と読みます。

「寄り道」「目的地に行く途中で、他の所に立ち寄ること。

また回り道して立ち寄ること」
という意味があります。

例えば、取引先から、会社に戻る途中で、パチンコ屋によって楽しんだ場合は、「会社に戻る時、パチンコ屋に寄り道をした」などという文章を作ることができます。

また、休日の散歩の目的地を神社と決めたものの、途中の蕎麦屋さんに立ち寄って、美味しい蕎麦を食べて大満足した場合は、「散歩は目的地に行くことよりも、寄り道が楽しい」などと思うかもしれません。

他にも、「いつも寄り道をして帰ってくるため、家に戻る時間が遅い」とか、「寄り道をする癖があるから、おかげで、家の近所の飲食店を良く知っている」などという文章にできます。

「道草」と「寄り道」の違い

「道草」と「寄り道」の違い

「道草」「寄り道」の違いを、分かりやすく解説します。

「道草」には「目的のところへ行きつく途中で、他の物事にかかわって時間を費やすこと」という意味があります。

一方で「寄り道」「目的地に行く途中で、他の所に立ち寄ること。

また回り道して立ち寄ること」
という意味があります。

ほとんど同じ行為を指す言葉になりますが、「道草」は、基本的に「無駄に時間を使う」という印象があります。

一方の「寄り道」は、足を延ばして違う用事を済ませるなど、有用な場合があります。

このように、「道草」は、無駄足が多く、「寄り道」は、他の用事を済ませるなど、役に立つことがあるという意味の違いがあります。

まとめ

まとめ

「道草」「寄り道」の違いについて見てきました。

2つの言葉の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。