この記事では、「対策」と「対応」の違いを分かりやすく説明していきます。
「対策」とは?
「対策」の意味と使い方について紹介します。
「対策」の意味
「対策」ば「たいさく」と読みます。
意味は「ものごとの状況に応じて、事前に施しておく手段のこと」です。
「対策」の使い方
「対策」は、万が一の時の為に、あらかじめ準備をしておいたり、手段を考えておくことを言います。
ものごとの状況や相手の状態などを見て「こうなるだろう」と予測を立てて、事前に用意をしたり、いつでも行動できる様にしておく時の表現です。
「対」は「向かい合う」「直面する」という意味があり、「策」は「計画を立てること」という意味、「対策」で「問題に直面した時の為に計画を立てること」という意味です。
基本的にものごとが起きる前に予想して準備をしておくことを言い、「節税対策」「災害対策」「面接対策」など幅広く使われます。
「対応」とは?
「対応」の意味と使い方について紹介します。
「対応」の意味
「対応」は「たいおう」と読みます。
意味は「相手や周囲の状況をふまえて接すること」「お互いが釣り合っていること」「違う種類のものが等しい関係にあること」「2つのものが向かい合っていること」になります。
「対応」の使い方
「対応」は、その時のものごとの状況や、相手の態度に合わせて行動することを言います。
基本的に、問題の解決や、ものごとを進展させる為に、相手と話し合ったり、手段を講じる時に使います。
「応」は「こたえる」とも読み、「外部からの求めに応じて働くこと」という意味で、「対応」で「相手と向かい合い、要求に応じるべく働くこと」という意味です。
こちらは問題が起きた時に相手に接することを言い、「クレーム対応」「トラブル対応」「事故対応」などに使われます。
「対策」と「対応」の違い!
「対策」は「問題が起きる前に、状況に応じて手段を施すこと」です。
「対応」は「問題が起きてから、改善させる為に適切な行動を取ること」です。
まとめ
今回は「対策」と「対応」の違いをお伝えしました。
「事前に準備してい置くのが対策」、「問題が起きてから行動するのが対応」と覚えておきましょう。