「なおざり」と「おろそか」の違いとは?分かりやすく解釈

「なおざり」と「おろそか」の違い言葉・カタカナ語・言語

日常会話で「なおざり」「おろそか」という言葉が使われますが、一体どの様な違いがあるのでしょうか。

ぞれぞれの意味と違いについて紹介します。

「なおざり」とは?

「なおざり」とは?

「なおざり」の意味と語源・由来について紹介します。

意味

「なおざり」の意味は「いい加減にしておくさまのこと」です。

人やものごとに対して、何もせずにそのままほったらかしてくことを言います。

尚、「なおざり」に似た言葉に「おざなり」ありますが、こちらは「その場限りの間に合わせでいい加減にすること」という意味です。

語源・由来

「なおざり」は漢字で書くと「猶去」になり、それぞれの意味が由来になります。

「猶(なお)」「現在も猶」などに使われ、「以前の状態意を維持していること」という意味です。

「去(さり)」「何も対応せずに放置しておくこと」という意味です。

これらの言葉が組み合わさり「何の対応もせずに放置し続けていることという意味で使われています。

「おろそか」とは?

「おろそか」とは?

「おろそか」の意味と語源・由来について紹介します。

意味

「おろそか」の意味は「いい加減に済ませてしまい、まじめに対応しない様子」という意味です。

何かに忙しかったり、興味がないなどの理由で、軽く扱ってしまったりきちんと取り組まないことを言います。

語源・由来

「おろそか」は漢字では「疎か」と書きますが、語源は「粗(おろ)」で、「不完全・不十分」という意味であり、これに「状態を表す」接尾辞「そか」がついた言葉です。

ここから「いい加減」という意味で使われる様になりました。

「なおざり」と「おろそか」の違い!

「なおざり」と「おろそか」の違い!

「なおざり」は、「何もせずに放ったらかしにする」という意味です。

「おろそか」は、「やるけれども真面目に取り組まない」という意味です。

「少しでもやるかやらないか」という違いがあります。

まとめ

まとめ

「なおざり」「おろそか」は似ている様で、微妙に意味が違います。

「何もしないか、少しでもするか」の違いを覚えておきましょう。