この記事では、「気質」と「体質」の違いを分かりやすく説明していきます。
「気質」とは?
「気質」とは、言葉、行動に表れるその人の身に備わった性質を言います。
「気質」とはようするに生まれつきのものですから、後で身に着いていく考え方の傾向ではありません。
例えば感受性の強さなどは生まれつきの「気質」であることがほとんどですので、「弱くしなさい」と言われてもできるわけではないのです。
「気質」はそう見せないようにする、コントロールすることはできるかもしれませんが、基本的には変わらないものが多いでしょう。
「体質」とは?
「体質」とは、生まれながらに持っている、体の性質のことを言います。
これは「気質」と違って変えることは可能な場合もあります。
よく使われる言葉で「体質改善」というものがあります。
これは節制、薬を飲む、運動をするなどして、「体質」を変えることを言います。
またそれとは別の意味合いも「体質」にはあります。
それは組織などにしみ込んでいるある種類の性質、やり方などを言います。
「古い体質」「保守的な体質」などとよく使われます。
「体質」という言葉は前者、後者、どちらの意味合いなのか前後にある言葉を見て判断していくようにしましょう。
「気質」と「体質」の違い!
「気質」と「体質」の違いを、分かりやすく解説します。
この言葉はそれぞれ違う意味を持っています。
まず「気質」は、その人に備わっている性質のことを言います。
「激しい気質」「繊細な気質」「乱暴な気質」、これらは生まれつきなことが多く、努力によって見せないようにする、コントロールすることはある程度は可能です。
ですが、根本的に変わることは少ないように感じます。
一方の「体質」ですが、これは性格的なことではなく、生まれながらの体の性質のことを言います。
「虚弱体質」「お腹が弱い体質」などは体の状態を言っています。
一方で組織などの在り方も「体質」という言葉を使います。
「体質は変わらない」と言いますのは、その組織の在り方、内容などに変化がないという意味になります。
まとめますと「気質とはその人に備わった性質」「体質とは生まれながらの体の性質、もしくは組織などにしみ込んでいる性質」ということになります。
「体質」という言葉が使われている時は、体のことなのか、ある組織、体制のことなのかという判断をするようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「気質」と「体質」二つの言葉の意味と違いを説明しました。
この二つの言葉は意味が違いますので、ふさわしい方を使うようにしてください。