この記事では、「基本設計」と「詳細設計」の違いを分かりやすく説明していきます。
「基本設計」とは?
「基本設計(きほんせっけい)」とは、「詳細設計で具体的なシステムを作るために、顧客の要望から要件定義を行い、システムの全体像・スケジュール・大まかな機能などを設計すること」を意味しているIT用語です。
「基本設計」は「外部(顧客)に対してシステムの全体像・機能性・スケジュール・予算などを分かりやすく見せる設計」としての特徴を持っているため、「外部設計」とも呼ばれています。
「基本設計」は、「顧客のニーズを汲み取って、詳細設計(実際のシステムづくり・プログラミング)につなげるための大まかな全体のビジョン・スケジュール」になります。
「詳細設計」とは?
「詳細設計(しょうさいせっけい)」とは、「基本設計の全体像・機能・スケジュールを前提にして、具体的なシステムを作るプログラミング・データ処理・機能の実装やデザインなどを考えること」を意味しているIT用語です。
「詳細設計」は、「基本設計のビジョン・目的意識を汲み取って、実際のシステムづくり(プログラミング・データ処理・デザインの実装)につなげるための細かい部分までの設計」になります。
「詳細設計」は、システム内部の具体的な仕事の設計を行うため、「内部設計」とも呼ばれます。
「基本設計」と「詳細設計」の違い!
「基本設計」も「詳細設計」も「顧客のニーズを反映した製品をつくるための設計」を意味していますが、「基本設計」が「大まかな全体像・機能・予定を把握するための最初の設計段階」を意味しているとすれば、「詳細設計」は「基本設計の内容を受けて具体的にシステムを作るための次の設計段階」を意味しているという明確な違いがあります。
「基本設計」は「外部設計」とも言われるように、「顧客にも見える外側の部分の製品の全体的なビジョン・大まかな機能などを考えること」を意味しています。
それに対して、「詳細設計」は「内部設計」と呼ばれるように、「顧客には見えない内側の部分の製品(システム)の具体的なプログラミング・データ処理の実装を考えること」を意味している違いを指摘できます。
まとめ
「基本設計」と「詳細設計」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「基本設計」というIT用語は「詳細設計を行うために、顧客の要望を聞きながら要件定義をしてシステムの全体像を考えること」を意味していますが、「詳細設計」は「基本設計の概要に基づいて、実際のプログラミングを行うところまで必要な内容を整理すること」を意味しているという違いがあります。
「基本設計」と「詳細設計」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。