「国旗」と「国章」の違いとは?分かりやすく解釈

「国旗」と「国章」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「国旗」「国章」の違いを分かりやすく説明していきます。

「国旗」とは?

「国旗」とは?

「国旗(こっき)」とは「国家を象徴する旗」のことを意味しています。

例えば、日本は「日の丸」、アメリカは「星条旗」、中国は「五星紅旗」、韓国は「太極旗」を国旗としています。

「国旗」は軍隊の帰属・陣地わけを示す「軍旗」に歴史的起源を持つことが多いですが、現在では「学校・国会・裁判所・公的行事・公的機関・国民(国家への帰属心・忠誠心の強い国民)」などにおいて掲揚されています。

「国旗」は現在でも「船舶・軍隊の所属を表すシンボル」として使用され、「弔旗(ちょうき)」として国家的な弔意を示すこともあります。

「国章」とは?

「国章」とは?

「国章(こくしょう)」とは、「国家を象徴する紋章・徽章(きしょう)」「国旗を含むその国の紋章・徽章」のことを意味しています。

「国章」は一般的に国旗よりも複雑なデザインを採用していることが多く、その国の「風土・歴史・文化・動植物」などを象徴的に表現しているので、国旗よりもその国の特徴を読み取りやすくなっています。

ただしすべての国が国旗とは別の「国章」を定めているわけではなく、日本やアメリカ、フランスなどには正式の国章は存在しません。

「国旗」と「国章」の違い!

「国旗」と「国章」の違い!

「国旗」「国章」の違いを、分かりやすく解説します。

「国旗」「国章」「国家を象徴するシンボル」を意味しているという点では同じですが、「国旗」「国家を端的に象徴する旗とそのデザイン」のことを意味しています。

国旗に対して「国章」は、「国旗よりも複雑なデザイン性・表意性を持っていることが多い国家を象徴する徽章・紋章」のことを意味している違いがあるのです。

「国章」はイギリスのライオンとユニコーン(一角獣・架空の動物)、ドイツ・オーストリアのワシ、ロシアの双頭のワシ(伝説上の動物)など、その国家に伝説・所縁(ゆかり)がある動植物がデザインされていることが多く、「国旗」よりも絵柄が複雑でその国にまつわる情報が多く読み取れる違いを指摘できます。

まとめ

まとめ

「国旗」「国章」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「国旗」とは「戦場の軍旗に歴史的起源を持つ国家を象徴する旗」を意味していて、「国章」「国家を象徴する紋章・徽章で、国旗よりも一般に複雑で表意的なデザイン性を持つもの」を意味している違いがあります。

「国旗」「国章」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。