「不倫」と「浮気」の違いは、どの部分にあるのでしょうか。
「不倫」とは?
「不倫」とは、配偶者の居る(異性と婚姻関係にある)男性、または女性が別の異性と性行為を行うことです。
相手が既婚か未婚は問わず、逆に未婚の男性や女性が異性の既婚者と性行為を行う場合も同様に「不倫」になります。
そこまでいかない恋愛関係までだとそうとはみなさず、行為があって初めて成立すると定義されており、法律では民法770条にある「不貞行為」がこれに該当します。
立派な違法行為となる為、これによって配偶者側が不倫の相手に対して損害賠償の請求に及ぶことや、不倫を行った男性や女性との離婚に発展する場合も少なくなく、ある弁護士事務所の調査では、男性の離婚原因の第4位(妻の不倫による)、女性の第5位(夫の不倫による)だというデータが出ています。
「浮気」とは?
「浮気」は、先の「不倫」の中で恋愛関係までに留まっている状態(まだ性行為には及んでいない)も含む言葉、または恋愛関係にある男女のうちのどちらかが、別の異性と恋愛関係になったり、性行為を行うことに使います。
「不倫」と比較すると明確な定義ではなく、配偶者や恋人以外の「他の異性に気持ちが傾く」ことだと解釈していいでしょう。
既婚者でも性行為にまで至っていない場合には、特に法的な制限はありませんが、そちらの異性と同居するなど長期に及んだ場合にはまた話が別になります(法的な裁量の範囲があります)。
「不倫」と「浮気」の違い
このように、「不倫」は法的に規制されている行為なのに対し、「浮気」は性行為を伴うとは限らず、俗称として使われている言葉だという違いがあります。
「不倫」も「浮気」の1つですが、それに至ってしまうと法に触れることになります。
まとめ
「不倫」と「浮気」には、このような違いがあります。
「不倫」が違法行為になることは覚えておかないといけません。