この記事では、「相違ない」と「相違」の違いを分かりやすく説明していきます。
「相違ない」とは?
「相違ない」とは、「…に違いない」「きっと…だろう」という意味になります。
例えば「彼はノーと言うに相違ない」と言えば「彼はノーと言うに違いない」「彼はきっとノーと言うだろう」という意味になるのです。
また古い日本語の意味として支障がない、無事であるといったものもありますが、日常的に使われる「相違ない」は前者の意味がほとんどでしょう。
「相違」とは?
「相違」とは、名詞で、意味は二つの物、事に違いがあるということになります。
「二人の話すことは相違が多くて、結局自分で調べ直すしかない」「事実と相違すると言っても、誰も僕を信じてくれなかった」などと使います。
「相違ない」と「相違」の違い!
「相違ない」と「相違」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は、違う意味を表しています。
それぞれの言葉の意味を正しく理解しておけば、使い分けに迷うことはありません。
「相違」とは、二つの物、事の間に「違いがある」という意味になります。
つまり「相違する」と言えば「違いがある」「同じではない」となります。
一方の「相違ない」とは「違いない」と覚えるとわかりやすいでしょう。
「あの人が犯人に違いない」「私が誘っても、どうせ嫌がるに違いない」などと言いますが、これは「相違ない」と入れ替えても意味は同じです。
とはいえ、この「相違ない」は断定する言葉というわけではありません。
「…に違いない」「きっと…だろう」と自分の中で思い込んでいるだけであり、必ずしもその言い分が正しいわけではありません。
「相違ない」と言った内容が間違っている場合もあるわけです。
まとめますと「相違は二つの物、事の間に違いがある」「相違ないは、…に違いない、きっと…だろう」となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「相違ない」と「相違」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
それぞれの言葉の意味を正しく理解して使い分けてください。